大阪を震度6の大きな揺れが襲ったその時、私は名古屋へ向かう新幹線の中でした。
ちょうど静岡を過ぎた頃だったのでしょうか。その後、浜松で止まってしまいました。
10時から始まる1日研修のため、実施企業のご担当者様とご一緒でした。
余裕で間に合うはずでしたが、浜松で車内に約2時間閉じ込められ、その後、在来線を乗り継いだとしても到着は12時を過ぎてしまい、結局、その日の研修は中止にしていただきました。
名古屋で10時開始の研修。これまでは当日入りをしていましたが、これからは前泊を心に誓いました。
今回の場合、30分早い新幹線だったら、仮に目前の三河安城で止まってしまったとしても間に合っていたかもしれません。
地震が大阪ではなく名古屋だったら、それでもダメだったでしょう。
結局はタラレバの話であり、何をすれば絶対に大丈夫! ということなどありません。
それでも、今回は名古屋近郊の皆さんはちゃんと集合できていた状況にも拘わらず、私が間に合わずに中止にしてしまったということが、なんとも申し訳なく、情けなく、どうしようもなくいたたまれない気持ちでいっぱいなのです。
私も現地にいて、その私も現地の皆さんも集合が難しいというなら話は別です。
プロであるならば、あらゆる可能性を加味して万全を期さなければならないのに、「ご担当者様とご一緒」というところに私は甘えてしまったのかもしれません。
全く情けない・・・・
10時開催で通常であれば東京からは十分に間に合う時間であっても、「今後は前泊をさせてください」とお客様へお願いをし、お客様からも気持ちよくご了承を頂けました。
プロの仕事とは何なのか。
万全を期すとはどういうことなのか。
缶詰め常態の新幹線の中で嫌というほど考えた1日でした。