半年前に、2泊3日のある勉強会でご一緒したHさん。
その発展形の勉強会で、今日、Hさんと半年ぶりに再会しました。
「尾藤さん!」
お声がけいただいた時、一瞬、どなたなのかわかりませんでした。
雰囲気が少し変わっていたからです。
柔らかくなったというか、ツッパリ感がなくなったというか・・・。
懇親会で席が近くになり、この半年間のHさんについて伺ってみました。
すると・・・
半年前の3日間を同室で過ごしたHさんですが、その時には、Hさんはどちらかと言うと「何かを学んだ」「手に入れた」と言うよりは、「とにかくこの3日間を早く終えたい。苦しいよ~」という印象が強く、実際にそのような発言もしていました。
ところが、今日伺った話によると、実はあの時にHさんの中で色々なことが起きていて、その時にはHさん自身、その気持ちをどう扱ってよいのか自分でもわからなかったものの、その後、それらをしっかりと整理し、考えをまとめ、自ら必要な行動を起こしたらしいのです。
いえ、「行動を起こした」のではなく、「行動を変えた」と言う方が正確かもしれません。
その結果、積年の懸案事項だったある人との関係性が劇的に改善し、それが様々な方向に良い形で影響し、今を迎えているというのです。
「あの時にね、尾藤さんが色々な話をしてくれて、それで考えてね。今日、こんな風に偶然だけど会えて、良い報告をすることができて、本当に嬉しいの。」
私はどんな話をしたのか全く覚えていません。
しかし、勉強会でともに学んだこと、気づいたことを夜、部屋に戻ってから自分はこう思う、こう感じたとと率直に話し合うことで、互いに良い影響を与え合い、Hさんに前向きな変化をもたらしたのだとしたらこんなに嬉しいことはありません。
ただ頭で学ぶだけでなく、考えたこと、心で感じたことを言語化する。
それがその瞬間以降もじわじわと染み渡り、その後に影響を与えるのだということを改めて実感しました。
「報告できてよかった」
そう笑顔で語ったHさんに
「なんか、私もすっごく嬉しい。どうもありがとう。」
と、私も心からの笑顔で答えたのでした。