誰だって変わることができる

昨日の自分に聞いてみる

自分に自信が持てなかったり、それを隠そうと突っ張ってみたり。他人の成功を素直に喜べなかったり、人を褒めることができなかったり。

振り返ってみるとこのような時には必ずと言っていいほど「自分とそれ以外の人」を比較していたように思います。

兄弟と比べて。友人と比べて。同僚と比べて。トップの成績を納めている人と比べて。

他人と比べて自分は勝っている負けている。優れている劣っている。

子供のころから競争社会で生きてきた私達は、「誰かと」自分を比べることが当たり前になっています。

その結果、健全に成長できれば何の問題もありませんが、上記のように「自分に自信がない」「自信がないから大きく見せようと突っ張る」「妬ましさが手伝って他人の成功を素直に喜べない」などの、あまり嬉しくない部分が出てきてしまう場合もあるのです。

 

他人と比して、「もっと頑張ろう」「あんな風になりたい」と思うことは良いことだと思います。良きライバルの存在は間違いなく成長を後押ししますし、良きロールモデルとなる人がいることは励みにもなります。

しかし、本当に大切なことは、「他人と比べて自分はどうか」ではなく、目指す目標を見据えた上で、「昨日の自分と比べて今日の自分はどうか」だと思うのです。

 

昨日の自分よりも1ミリでも成長することができたか。昨日の自分と同じかそれ以上に努力することができたか。それが本当の「成長」ではないでしょうか。

昨日の自分よりもダメになっていた。昨日出来ていたことが下手くそになっていた。これでは他人と比べる以前に自分自身が後退してしまっています。

 

本当に大切なことは、昨日の自分よりもほんの僅かでも一日、一日、成長していること。それを確認する方法はたった一つ。自分自身で素直に問いかけてみることです。

「昨日よりも頑張れた?」「昨日よりも1ミリでも成長した?」

自分に嘘はつけません。誰よりも自分が一番よく知っているはず。

他人と比べて一喜一憂するのはやめましょう。その代わり、毎日自分に問いかけてみてください。

「私、昨日よりも成長できたかしら?」

 

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