マネジメント・リーダーシップ

承認=褒めるではない!1on1で部下のやる気を引き出す『見て伝える力』

1on1やコーチングの実践で、とても多い誤解のひとつに、「承認」があります。

「承認するところなんか一つもないよ!」
「どこを承認していいか、わからない・・・」
こんな言葉さえ聞こえてきます。

承認とは、褒めることではありません。
承認とは「認める」ことです。

褒める=上からの物言い。
認める=全方位から可能

どこを、何を、認めるのか。

1.結果を認める。
2.行動を認める。
3.態度・考え方やあり方・状態を認める

1から3に進むにつれて、目に見えないことも多くなり、そのため、相手をしっかり見ている必要があります。
さらに大切なことは、ポジティブな「変化」に着目することです。

100点を目指していて、まだ50点だから認められない!
ではなく、30点から50点に変化したのであれば、「20点上がったね」と変化に着目して認めることができます。

忘れっぽくてミスが多かった人が、その防止のためにスケジュール管理の強化に取り組み、ミスが減ってきているならば、その取組み至る考え方や行動の変化を認めることができます。

認めることができないのは、認めることを褒めることだと勘違いしている以上に、本当は、相手のことを「見ていない」からかもしれません。

「あんまり見ていると部下が嫌がる。」
こんな風におっしゃる方もいますが、それは部下が「監視されている」と感じているのかもしれません。

見て気づいたポジティブな変化をしっかり伝える=承認していれば、部下は「見ていてくれる」=「見守ってくれている」と感じることでしょう。

承認とは、相手の変化に気づき、適切な言葉として表現し伝えることです。
そこに、伝える側の感謝やポジティブな感情が加わると、部下のやる気を後押しすることも可能です。

承認とは、あなたの「見て」「伝える」力が試される行為であり、部下のやる気をサポートする大きな源でもあるのです。 

『組織を強くする実践知』
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