マネジメント・リーダーシップ

マネージャーは「何」をマネジメントするべきか

マネージャーは、「マネジメントする人」ですが、
何をマネジメントする人なのでしょう?

マネジメント=管理、経営を意味しますが、
マネジャー初心者が陥りやすい罠の一つに、
メンバーを管理してしまうことがあります。

管理すべきは「仕事」であって、「人」ではありません。
メンバーの仕事の量・質・プロセス・結果を管理することは必要ですが、
人を管理しようとした途端、メンバーから心理的反発を受けるのは必然です。

メンバーが有給休暇申請をした時、
仕事を管理しているマネージャーは、
仕事の引継ぎ事項の有無や、進捗状況を確認し、
お客様や仲間への影響等を確認します。
人を管理しているマネージャーは、
周囲との休み方のバランスを気にしたり、
取得理由をわざわざ確認して、可否を判断しようとしてしまいます。

メンバーがミスをしてお客様のクレームが発生してしまった時、
仕事を管理しているマネージャーは、
ミスを誘発した原因(考え方や心理面も含めて)を丁寧に分析し、
メンバーの担当業務と「今」を照らし合わせ、
「このミスを彼(女)の成長にどのように活かすか」を
メンバーと共に考えます。
人を管理しているマネージャーは、
ミスが起きた事実と原因を確認し、反省を促し、
「次はミスを起こさないきまりごと」をメンバーに促します。

仕事を管理することと人を管理すること。
マネージャーの基本スタンスがどちらに寄っているかで、
マネージャーの発言、行動、関わり方等には明らかな差が生まれ、
それがメンバーに「信頼されている」と思うか、
「コントロールされている嫌悪感」を抱かせるかの
大きな違いを生み出します。

一生懸命マネジメントしているのに、
なぜかメンバーとの間に距離を感じてしまうというあなた。
もしかしたら、あなた自身は気づかずして
メンバーの仕事ではなく、
メンバー自身をマネジメントしようとしているのかもしれません。

人を管理するのではなく、仕事を管理する。
誰もが陥りやすい落とし穴なので、気を付けたいものです。

では、マネージャーにリーダーシップは必要か。
これについては、明日、「チーム」と「グループ」の観点から、
マネジメントとリーダーシップの2つについてお話ししたいと思います。

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