暗闇のエンターテイメント ダイアログ・イン・ザ・ダークに参加してきました。
完全に光が遮断された真っ暗闇の中で知らない同志がチームを組み、暗闇のエキスパートである視覚障害者の方のアテンドにより、五感をフルに使って(視覚は役に立ちませんが)90分を過ごすのです。
真っ暗闇の中から聞こえてくるせせらぎの音、恐る恐る渡る丸太橋。
二人乗りブランコに揺られる心地よさ。
テントの中で交わされる愛しいモノへの想い。そして乾杯。
「怖い」「わからない」「どこ?」「助けて」「ありがとう」「よっかた~(ホッ)」「大丈夫だよ」「待ってるから」
自分の気持ちを飾らない言葉で正直に伝えることができ、また、相手の気持ちもストレートに受け止めることができました。
チーム最年長だった私は最初、「ゆかさん」と皆から呼ばれていましたが、いつの間にか、「ゆかちゃん」に変わっていました。真っ暗闇の中では年齢や肩書、これまでの経験や実績など、全てから解き放たれた「素」の自分でいることができ、ありのままの本当の私が皆には「ゆかさん」ではなく「ゆかちゃん」と感じさせたのかもしれません。
信じるっていいね。
素直になれるっていいね。
愛ってあったかいね。
人間って素敵だね。
日常においてはどうしてもガンダムスーツを着込んでしまいがちな私です。
しかし、自らを解き放ち、ありのままの自分でいることで得られるチームへの影響、素晴らしさ、そして人としてのあり方を実感できた90分間でした。