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若手リーダー研修 参加者のSOSに対して

今日も若手リーダーを対象としたEQ研修でした。
終了後、二人の参加者から個別のご相談を頂きました。
お一人は、自分の好ましくない癖をなんとかなくしたいのだけど、どうしても感情に負けてしまってそれができずに困っている。
もう一人は、先輩との関係性についてでした。
どちらのご相談も、過去に私も同様の悩みを経験したため、二人の今の気持ちが痛いほどわかりました。
しかし、同じ悩みを経験したとは言え、解決方法も乗り越え方も同じではありません。
状況が全く同じではないですし、相手が違えば、問題を抱えている当事者と私も全く違います。
つまり、乗越え方は人それぞれということです。

抱えている問題を確認し、自分はどうしたいのか、どうなりたいのかを確認したところ、お一人はかなり明確に、もうお一人もある程度はっきりとそのイメージを持っていました。
だとすれば私ができるお手伝いは、そのイメージに向かって進んでいく手段を本人が見つけられるよう支援すること、方法を見つけてもなかなか上手く進まず、くじけそうになったり負けそうになったりする時、ゴールを、道を見失わないように後押ししてあげることです。
本当はその役割を直接の上司ができればベストでしょうし、組織内でできることが理想でしょう。
しかし様々な理由でそれが叶わないこともあります。
ですから弊社では、EQ研修受講後、目指すゴールに向かう途中で本人が自ら欲した場合には、私が直接その支援のために無料コーチングでサポートをさせていただいています。

研修やワークショップを提供している立場として、やりがいの一つに、受講者の皆さんの心に気づきややる気の灯をともすお手伝いができることがあります。
しかし残念なことに、その灯が一層大きく燃え上がるお手伝いや、消えそうになった時にそうならないようなお手伝いまですることは、通常はできません。
それが無料コーチングという形で成し得るのであれば、それは、こちらが願ってもいないことであり、できることなら行く末を最後まで見届けたいという、ある意味、親心のような気持ちなのです。

勇気をもって相談にきてくれたお二人は、研修中の言動を見る限りでは、そんなに大きな葛藤が胸の内に起こっていようとは伺い知ることはできませんでした。
やはり話を聞いてみなければ本心はわかりません。
SOSを発信してくれた二人は「何とかしたい」「助けてほしい」と自ら声を出すことができた、それだけで成長の大きな一歩を踏み出したのだと思います。

大勢の受講生の皆さんのお一人お一人の心に灯った気づき、やる気の灯。
消えることのないよう、大きく燃え盛ってゴールに向かえるよう、願わくば、それが一人でも多くそうであるよう、研修終了後もしっかりと見守り、そして応援し続けたいと思っています。

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