マネジメント・リーダーシップ組織開発

譲歩ではなく協働

ざっくりおおざっぱで走りながら考える私。

一方、しっかり確認、周囲を固めて、全てを理解してから動き始めるKさん。


いわば、真逆の私とKさん。
Kさんから私に引き継がれる時には、
「はいはい、わかったわかった。あとはこっちでやるからOK」
となるのですが、
私からKさんに引き継ぐ時には、
早く引き継ぎたい私に対して、事細かに確認して納得できるまで引き受けないKさんに、
私はストレスが溜まるし、無理に引き継げば、丸投げされたとKさんは思ってしまい、
お互いにとっても不幸な状態なのです。


しかし、こういうパターンは職場でもどこでもよくある話です。

では、どうすれば良いのでしょうか。


今回、私は自分が持っている情報を全てペーパーに落とし込み(面倒だけど)
「これ以外の情報は持っていないので、あとは引き継いだKさんが確認してほしい」
と口頭でお願いしました。

つまり、

情報の見える化

です。


準備万端整えてからコトに当たりたいKさんは、
いつも、
あれは? これは? こっちはどうなの?
と、私からしてみると手当たり次第に質問しているように感じられます。
知っていることをちゃんと伝えているつもりでも、
何と言ってもアバウトな私ですから、Kさんにとっては不十分なのでしょう。
であれば、ここは見える化することにより

これ以上は私も知らないから、後はお願い!
でないと、いつまでたってもあなたにバトンタッチできないから。

と明確にメッセージすることにしたのです。


正直、ペーパーに落とし込むのは面倒です。
口頭だったらものの2-3分で済むのに、あれやこれやとPCをパチパチとするのですから
面倒ったらありゃしない! です。
けれども、最終的にコトがハッピーエンドになるためには
どちらかのやり方でごり押ししてもう片方が我慢するのではなく
一定の譲歩も必要です。

いえ、これは

譲歩ではなく協働

です。

譲歩はどちらも少しずつ我慢するイメージですが
協働は共に「協力して働く」の文字通り、互いに助け合い補い合うイメージです。

我慢していると思うと、
例えそれがお互い様であってもストレスに繋がりますが
助け合い補い合っていると思えば、

もっとポジティブで気持ちも上がるというものです。


まあ、モノは考えようということですけどね。


「Kさん、まとめたから確認してもらえるかな。
それで、あとはKさんにお願いしたいんだけど。」

Kさんは驚いた様子でしたが、書面を何度も見直した後
「わかった! これがあると、自分の頭の中も整理できるから助かる。
どうもありがとう。
あとは、私が確認しながら進めるね。」
と言ってくれました。


ホッ。良かった~。


譲歩ではなく協働


協働ですよ!

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