人間力

人は自分が見たいようにしか見ない

「メンバーの事をどれくらい知っていますか?」
と質問した時、一定期間以上、一緒に働いている場合、殆どのマネージャーはこうおっしゃいます。

「あいつのことはよく知っている。長い間一緒だから。」


実際、色々とお伺いしてみると、それなりにご存知です。
あくまでも「それなり」です。
「表面的」と言ってもいいかもしれません。


なぜ、「よく知っている」ではなく「それなり」なのかと言うと、多くの場合、マネージャーが言うメンバー像は、マネージャーのフィルターが見事にかかっているからです。


可愛い部下だと思っている場合には「あばたもえくぼ」的なひいき目になるし、あまり評価していない部下だと「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」的ネガティブ視点になるし、マネージャーフィルターが結構な割合でかかっているのです。


人は「事実」を見ていますが、それが「真実」とは限りません。
その事実は、それぞれの人が作り出した事実であり、その人が見たいように見て、感じたいように感じた事実です。

人は自分が見たいようにしかモノを見ません。
そして自分が見て感じたことを基準に考えるクセがあります。

そのことを忘れてはいけません。

つまり、自分が常に正しいわけではない!
ということを。

自分の見たこと、感じていることが全てではない!
ということを。

このことをしっかりと自覚できていれば、今よりもう少し謙虚になれるし、今よりもう少し人の話に耳を傾けることができるでしょう。

あばたもえくぼなメンバーでも、違う見方をしてみようと思えるでしょうし、ダメダメレッテルを貼ってしまっているメンバーでも、良いところ探しをしてみるかと見方を変えてみることでしょう。


人は見たいように見て、感じたいように感じる。
そんなワガママな生き物です。
それを忘れずに、傲慢になることなく、
「違う見方もあるよね」
「違う感じ方もあるよね」
と自分の心に問いかける素直さを忘れずにいたいものです。


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