夏炉冬扇 (かろとうせん)
夏のいろり、冬の扇
どちらもその季節には必要のないもので、
役に立たないもの、不要なもの、無意味なものを指します。
けれども・・・
いろりも時期が来れば必要になるし、
扇も季節がめぐればまた使います。
「今」、この瞬間は不要で無意味に思っても、
それが役立つときが必ずやってくる
と捉えることもできます。
こんなことやっても意味ないよ。
と文句を言うのではなく、
「今」この瞬間を大切にして
無意味と思うのではなく
転ばぬ先の杖
と考えることで、心持も変わるというものです。
無意味なものなど一つもない
今、この瞬間のあれもこれも、
あなたの将来に必ず栄養となって役立つ時がくる
その経験が生きる時がきっとくる
そう思えば
しんどいことも、大変なことも
見方が変わってくるように思えます。
人生に無駄なことなど一つもない
起こることすべてに意味がある
それが夏炉冬扇なのかもしれません。