禅語から学ぶリーダーのあり方

「閑古錘」いぶし銀になってのあり方を考える

閑古錘(かんこすい)

 

閑とは静かで落ち着いている、古錐は古く錆びて先が丸くなった錐(キリ)

キリは本来は先が鋭利に尖っていて、それで硬いものに穴をあけるのですが、古錘とは古く錆びてしまって先が丸くなったキリのことです。

永年使い込まれて先が丸くなったキリから、 人もまた年齢を重なることで穏やかで丸みのある雰囲気となることが良いとしています。

若い時期にはキリのように尖り、その鋭さで人を押しのけ傷つけてでも自分が前へ出たり我を通したりすることもあります。 そのように鋭くとがった時期を経てこそ、人としての丸みと深みを得るのかもしれません。

 

50代に入り定年が見えてきたリ、昇進の限界が分かってきたリ、目に見えるものだけを追いかけていては仕事におかけるモチベーションを保つことも難しいかもしれません。

使い込んだキリだからこそ出せる「いぶし銀」の味わいを出すことで、会社卒業までの間をいかに自分らしく輝くか。

閑古錘 年齢を重ねた今だからこそ心に響く禅語です。

 

 

 

 

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