年上の部下にどう対応したらよいものか、悩む人は多いです。
上手くいっている時は大丈夫でも、
何か問題が起きた時、
例えば注意をしなければならない時、
苦言を呈する必要がある時などは、
部下と向き合うことが難しいと、
困り顔のマネージャさんからの相談が多く寄せられます。
ここで質問です!
年下だったら大丈夫で、年上だったら困る、悩む、
それは一体、何があなたを困らせるのでしょうか?
何があなたの思考や行動にブレーキをかけるのですか?
年下だったらOKなのに、年上だったら躊躇する。
どうして???
それはおそらく、いえ、絶対に、
あなたが意識してか無意識かは別として、
上司・部下(という呼び方が既にNGなのですが)の関係を、
上下の関係と捉えているからです。
(だから私は意識して、マネージャー、メンバーと言うのです)
自分の方が年下だけど立場は上だから気まずいな。偉そうに思われるな。
そもそも、その「立場が上」が間違いです。
上司、もといマネージャーはあくまでも役割であって、
あなた自身が人として偉いのでもなんでもありません。
ただ、経験や実績を踏まえてその役割を組織から与えられているだけで、
あなたが人として優れているのでもなんでもありません。
そこを勘違いして、「自分が上」などと、無意識であっても思うから、
言いづらい、気兼ねする、などとなるのです。
つまりは、あなたの大いなる勘違いが、あなたにブレーキをかけるのです。
あなたが偉いのでも優れているのでもなんでもない。
ただ、役割を与えらえているだけ。
小学校の時の日直さんと同じくらいに思っていればいいのです。
もしあなたが、年上の部下に対して何かしらの戸惑いがあるとしたら、
それは、あなた自身が勘違いしているのだと、
あなたも部下も、対等な人と人なのだと、
あなたが偉いわけでも優れているわけでもないのだと、
ちゃんとあなた自身に言い聞かせてあげてください。