禅語から学ぶリーダーのあり方

禅語から学ぶリーダーのあり方

「且座喫茶」余裕があるから強くなれる

且座喫茶(しゃざきっさ)とは、「まあ、ゆっくり座ってお茶でも飲みなさい」という意味。修業中のお坊さんが早く悟りを得んと肩に力が入ってしまっている時、その師に当たられるお坊様が「且座喫茶 お茶でも飲んで力を抜きなさい」と弟子に言ったとか。「喫...
禅語から学ぶリーダーのあり方

「且緩々」慌てず、焦らず、ゆっくりと

且緩々(しゃかんかん)「落ち着いて、慌てず、焦らず、ゆっくりと」という意味だそうです。早く悟りの境地に至りたくて、お師匠様を質問にするお坊さんに対して、お師匠様が「且緩々」と仰ったのだそうです。子供の頃はよく、「慌てる乞食は貰いが少ない」と...
禅語から学ぶリーダーのあり方

「葉々起清風」イノベーションはメンバーが起こす

葉々起清風 (ようよう せいふうを おこす)こちらは禅語としては有名です。(だそうです)共に学んだ仲間が寺を去る時が来た。これが一生の別れかもしれないと見送る時、門下の竹までが笹の葉をそよそよと揺らして清風を起こし、その門出を見送った。これ...
禅語から学ぶリーダーのあり方

「高臥聴松濤」誠心誠意、為すべきことに向かう

高臥聴松濤 (こうがして しょうとうを きく)「高枕でのんびりとしながら、松が波のように揺れる音を聴くこと」最初、こんな風に解釈した私です。いえいえ、とんでもありません。全く別、いえ、逆の意味です。「高臥」とは志を高く持ってひっそりと暮らす...
禅語から学ぶリーダーのあり方

「看脚下」自分を知りなさい

看脚下(かんきゃっか)読んで字のごとく、「足元を見なさい」という意味です。もっと深く言うと、「自分を知りなさい」「自分自身を見つめ直しなさい」という意味にも取れます。玄関で靴を脱いで家に上がった時、振り返って自分の履物がきちんと揃えているか...
禅語から学ぶリーダーのあり方

「直心是道場」素直が成長の鍵

直心是道場(じきしん これ どうじょう)意味:自分の素直な心の中が、自分を磨く道場である。つまり、何事にも素直な心で向き合い、受け止め、糧とすることができる人こそが、どんどんと成長を遂げることができる人だということです。どんなにすばらしい道...
禅語から学ぶリーダーのあり方

「身心一如」言っている事とやっている事、違いませんか?

身心一如(しんしんいちにょ)「心身一如」と書くことも多いようですが、曹洞宗の開祖 道元禅師の書には「身心一如」と書かれているようです。「身体と心は一つであり分けることはできない」という意味です。でも、でも、でも~~~言っていることとやってい...
禅語から学ぶリーダーのあり方

「善巧方便」自分のやり方を押しつけない

善巧方便(ぜんぎょう ほうべん)善巧とは巧みに善い⇒上手いこと方便とはやり方(「嘘も方便」などと言いますね)つまり「善巧方便」とは巧みに上手いやり方⇒相手や状況に合わせた上手いやり方という意味です。昨日参加した勉強会で、「職場で感じるコミュ...
禅語から学ぶリーダーのあり方

「玄中玄」真実は見えていないところにもある

玄中玄(げんちゅうのげん)昨日の茶道のお稽古にはこのお軸が掛かっていました。「厳しい言葉だから普段はあまり掛けないけど3月だしね。」笑顔でおっしゃる先生のお言葉に身が引き締まります。「玄」の意味を国語辞典で調べてみると、次の通り。① 奥深く...
禅語から学ぶリーダーのあり方

「楽在一碗中」イラッとするか、それを学びと捉えるか

楽在一碗中(らくは いちわんのうちに あり)楽しみは一碗の中にあるという、そのものズバリの意味です。それは、何も食事に限ったことではないでしょう。一碗=一皿=一杯のお茶に心の安らぎがある。毎日のちょっとした事に幸せを感じる。幸せや楽しみや喜...