禅語から学ぶリーダーのあり方

「関 南北東西活路通」壁の向こうに未来がある

今年最後の茶道のお稽古で掛かっていたお軸は「関 南北東西活路通(かん なんぼくとうざい かつろをつうず)」でした。

 

関とは関所、関門、難関などを指します。南北東西活路通はそのものズバリ!南北東西360度どこへでも意のままに活路が開けるということ。

私たちは人生を歩んでいく過程で、様々な関門に出会いますが、なかなか突破できずに苦労します。それを、一つ一つ努力して乗り越えていくわけですが、ややもすると楽をして、その関門を避けて通ってしまうこともあります。
その関門をなんとか乗り越えようと努力を重ねれば、その先には360度何にもとらわれない素晴らしい未来が開けている、という意味だそうです。

 

目の前に大きな壁が立ちはだかり、これはもう無理・・・ と諦める、回避してしまうのではなく、壁の向こうの未来に思いを馳せる。壁に直面しているときは大変さや苦しさでいっぱいになり、そんなことを考える余裕もなくなってしまいがちです。しかし、乗り越えた先の輝かしい未来、「南北東西活路通」を胸に、大きな壁も一つ一つ乗り越えていきたいと思います。

 

今年一年を振り返った時、インフィニティは「関」には出くわさなかったかもしれません。これはもしかしたら、憂うべきことかもしれません。これから先、どんな「関」に出会おうとも、決して逃げることなく、その先の未来を信じて一歩一歩歩みを進めていこうと思います。

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