最近の若手はすぐ辞める。
3年は我慢しろと言ったらパワハラだと言われかねない。
そして、退職者が出るたびに、
「人事はちゃんと人を見ろよ」「辞めない社員採用してよ」
と採用担当の人事部にクレームが社内から出るのです。
3年3割と言われるように、
新入社員が3年目を迎える頃には3割の社員が辞めてしまうそうです。
育成にかかった歳月と費用を考えると、
これからと思う時に辞められ、育てた側が文句を言いたくなるのも
わからないではありません。
しかしそんな時、胸に手を当てて考えてください。
「ここは、頑張りたいと思う職場ですか？」
「ここは、ずっと働き続けたいと思う会社ですか？」
今は、社員が会社を選ぶ時代です。
すぐに辞めてしまうのは、会社が社員に選ばれなかったから。
辞めていく社員が悪いのではなく、
職場の雰囲気や会社の風土に問題があるのかもしれません。
どんなに優秀な社員を採用しても、
働く土壌が悪ければ人は去っていきます。
優秀な人ほど自ら見切りをつけて去っていくでしょう。
辞めない社員を探す前に、より良い土壌づくりに励みましょう。
これは採用に限ったことではありません。
「うちの部署には若手が来たがらない。」
「優秀な社員が配属されない。」
と嘆いているあなた。
あなたのチームに配属される社員は幸せですか？
胸を張ってイエスと言えないなら、
「あそこのチームに行きたい！」と誰もが思うような風土づくりを
まずは行いましょう。
より良い土壌なくして人は育たず。
成果という果実も実りません。
人が去るのはその人個人の問題よりも、
土壌に問題があることの方が圧倒的に多いのです。
辞めない社員を探す前に、選ばれる土壌づくりを目指しましょう。
