誰だって変わることができる

思い込みの手放し方

自分では気づいていないけど、人はたくさんの「思い込み」をしています。

新入社員はやる気に満ち溢れている。
いえいえ、かつての同期は配属がイヤだと入社3か月で辞めてしまいました。

日曜の夕方はサザエさん症候群でサラリーマンは憂鬱になる。
いえいえ、私は会社へ行くのが楽しくて、
日曜の夕方になるとテンションマックスの時代がありました。

彼はいつも言い訳をする。
いえいえ、あの時の彼の言い分は言い訳ではなく、
本当にそれが事実であり、こちらが考慮すべき出来事でした。

また遅刻した。きっと寝坊したに違いない。
いえいえ、彼が遅れたのは寝坊ではなく、
お子さんが急病で致し方なかったから。

自分は最近ついていない。今回の商談もどうせうまくいきっこない。
いえいえ、ついていないのではなく、
準備不足・情報収集不足で商談が成功するための必要十分条件を整えていないだけ。

思い込みは、過去の経験や見たり聞いたり読んだりしたことをベースに
自分が勝手に作り出したコトであり、
それが必ずしも「そのトキ・そのヒト・そのコト」に当てはまるとは限りません。
にも拘わらず、私たちは思い込みによって時に大きな失敗をしたり、
相手を不愉快にして傷つけてしまったりと、
思い込みによる間違いを大なり小なり繰り返しています。

ではどうしたら「思い込み」から解き放たれて、
いつも新鮮な目で相手を見ることをできるのでしょうか。

それは、「人は思い込みがある生き物」「自分にも思い込みがある」
と強く自覚することです。
そして、目の前の事象に対して「その見方以外にどんな見方があるか」と
常に自分に問いかける習慣づけをすることです。

言葉を変えるなら、物事を一つの側面だけからみて判断するのではなく、
360度、角度によって見え方が違うということを頭に叩き込み、
様々な角度から見てみようと常に心がけることです。

「自分はできる」とマインドコントロールする効果的な思い込みもありますが、
多くの場合、思い込みはマイナスに働くこと場合が多くあります。

あなたにはどんな思い込みがありますか?
「ない」と思ったあなたは、それ自体が思い込みかもしれません。

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