鉄船水上浮 (てっせん すいじょうに うかぶ)
鉄の船のような非常に重たいものが水上に浮かぶ。
転じて、あり得ないことが起こり得るという意味の前後です。
現代の私たちは鉄の塊が水上に浮かぶことも、空を飛ぶことも「当たり前」ですが、
数百年前の人たちは、全く予想だにしなかったことでしょう。
今は「あり得ない」「不可能」と思っていることも、
「当たり前」になることはいくらでもあるのです。
まだ幼かった頃、24時間営業のお店が存在するようになるなど、
夢にも思いませんでした。
四国と本州の間に橋がかかるなど、想像さえしていませんでした。
とても大きなショルダーバッグのようなものを肩にかけて使ったいた携帯電話が
これほど普及するなど、誰が予測したでしょう。
お水は水道の蛇口をひねれば出てくるもので、
わざわざお金を出して買って飲むなど、思いもよりませんでした。
今はあり得ないと思っている事も、
そのうち起こる可能性はいくらでもあると思うくらいが
ちょうど良いのかもしれません。
固定観念にとらわれていては全く対応できないほど
世の中の変化のスピードはどんどんと速くなっています。
「絶対無理!」とか「あり得ない!」とか、
そういう口癖から改めていきたいものです。