経営幹部育成

自分の軸がなければリーダーは務まらない

リーダーがリーダーシップを適切に発揮するためには、
その源となる「自分の軸」がなければなりません。

「自分の軸」とは、言い換えれば、
「絶対に守りたい信念」「どうしても譲れないこだわり」「自分のバイブル」
など、自分の中を貫く骨格となるものものです。

私の軸は、「自分に嘘をつかない」です。
目先にとらわれて自分をごまかした行動をした結果、
何年も後悔しなければならない非常に残念な結果を招いた大失敗の経験があり、
その時に、「どんなことがあっても自分に嘘をつくのは絶対にやめよう」
と心に誓いました。

この軸はすべての判断の基準となり、ビジネスでもプライベートでも
言動の一貫性を保ち、ブレない状態を作ることができます。

ベストでないと思っているのに、利益のためにセカンドの選択をする。
間違っていると思っているが、忖度して意見を言わない。
利益を重視して、自分のやり方を曲げる。

これらはすべて自分に嘘をつくことであり、
たとえ一時的に損失を被ることになったとしても、
私は決して軸を曲げる言動を選択しません。

それを「強い」と評する人もいれば、
「自信があるからできる」と皮肉交じりな言葉が返ってくることもありますが、
自分の軸を持たずして、リーダーが務まるわけがありません。
確かな軸を発見し、自分のものとしているからこそリーダーとして前を向けるし、
色々あっても、ココだけは絶対にブレないと、フォロワーの皆なが信頼を寄せてくれるのでしょう。

リーダーを目指すなら、自分の軸を明確にしなければなりません。
簡単に見つかるものではありません。
それらしきモノを見つけても、自分のモノにできるまでには時間がかかります。
だからこそ少しでも早く、今この瞬間から、
自分の軸を探すことを始めましょう。

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