経営幹部育成

リーダーの条件

リーダーとは、ビジョンを描き、メンバーに想いを語り、
メンバー達(フォロワー)と共にビジョン達成のために
困難を乗り越えてミッションを遂行できる人です。

魅力的なビジョンを描く力。
想いを伝え共感してもらえるコミュニケーション力。
一緒に乗り越えたいとフォローワーから信頼される人間力。
壁にぶつかっても逃げずに乗り越えることができる精神力や実行力。
様々な力が必要です。

またリーダーは、他の誰よりも学ばなくてはなりません。
自分の専門分野ばかりではなく、
経営や事業に関する知識を持つのは当然のこと、
他業界や世の中の情勢、環境変化に敏感であることが必要です。
全ての分野でプロフェッショナルである必要はありませんが、
リーダーの仕事は「決断すること」であり、そのためには、
一定以上の知見がなければ判断材料を持ち合わせません。
ですから、リーダーは常に学び、研鑽を積まなくてはなりません。

リーダー育成のご相談をいただく時、その対象者となるのは
「一生懸命に仕事をして成果を出している人」
「優秀と言われている人」
の場合が多くあります。

しかし、どんなに優秀で素晴らしい成果を出し、会社への貢献が大きくても、
日常行動が企業理念からずれている、
メンバーから信頼・尊敬されていない、
自分の軸がない、
上から言われたことのイエスマンであって上司へ反対意見を言わない、自分の意見を持っていない、
等であれば、それは単なる「行動して結果を出す人」=メンバーのままであり、
リーダーだと言うことはできません。

リーダーは自ら考え、課題を発見し、決断を下し、チャレンジ・実行していく人です。
メンバーが信頼してついてきてくれる2人以上のチームが構成されているからリーダーなのであり、
メンバー(フォロワー)が誰もいない単独であってはリーダーになり得ません。
(物理的チームを言うのではなく、精神的にチームとして成立しているかをここでは言います。)

リーダーが身につけなければならないコトは山のようにあり、
それには何年もの時間と多くの失敗経験が必要です。
リーダーは育てようと思ってすぐに育つものではなく、
5年、10年単位でじっくりと育てていくことが大切です。

その際、リーダー候補の条件として、
〇〇力がある、結果を出している、などとわかりやすいコトだけに引きずられるのではなく、
人間性や人間力、理念への共感やモノ言う力など、
その人の本質をも見極めて選ぶことが大切です。



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