経営者とそれ以外の人たちの違いは何でしょうか。
経営者は当然のことながら、
お客さまや関係先への最終責任を負います。
社員と社員の家族、関係先の人たちの生活責任や、
人間的成長への責任を負います。
会社が所在している地域や近隣の人たちへ、
自社の存在を誇りに感じていただける貢献への責任を負います。
会社が掲げているミッションの達成により、
社会を豊かに幸せにする貢献への責任も負います。
責任を負うとは、何か事が起こった時、
矢面に立って謝るという単純な事ではなく、
自分の一生をかけて義務と責任を全うすることであり、
すべてを失う可能性もあれば、
家族を巻き込み犠牲にする場合さえあることを忘れてはいけません。
責任の大きさと重さを考える時、
私は自分の立場に怖れを感じることもあります。
しかし、それは恐怖ではなく、畏怖であり、
そのような役割を担う立場である自分に誇りを覚えます。
経営者としての強い覚悟と高い志を持たない人に、
小手先でマネジメント手法を伝えたところで、
その組織に成功や繫栄は決して訪れません。
仮にあったとしても、それは一時的なものであり、
持続的繁栄とはなりません。
どれだけ高い志を自分の中に確かに抱いており、
そこに向かって突き進もうという強い信念があるかが
最も経営者に求められることだと考えます。
将来、経営者を目指そうと考えるなら、
知識やスキルの習得ばかりに目を向けるのではなく、
自分の志を磨きましょう。
もしあなたが経営者を目指すのであれば、
実際にその立場になるのを待つのではなく、
今から自分の志を確かにしていく準備を始めましょう
【経営者を目指すあなたへの質問】
①あなたは今の業務を通して、
今現在、お客様・ステークホルダー・地域・社会に対して
どのような貢献をしていますか?
②あなたの所属部署のミッション(会社における存在意義)は何ですか?
③現ミッション遂行をよりレベルの高いものにするために、
あなたは、今以上にどのような貢献をしていきますか?
④あなたの会社のミッションは何ですか?
⑤あなたが社長であったなら、
会社のミッションをどのように再定義しますか?
【参考推薦図書】