マネジメント・リーダーシップ

やらせる外的コントロールよりも、待つ内的コントロール、どちらを選びますか?

「やれ!」と言って無理矢理行動させても、それはやらされ感満載の惰性でしかなく、本当は、「自分でやる気になる」「率先して取り組む」方が意欲的に行動ができ、より良い結果に繋がりやすいことは誰もが分かっている事です。

にもかかわらず、「やれ!」と言ってしまう。アメとムチを駆使してコントロールする。「やっているうちにやる気になる」と根拠のない理屈でやらせるなど、ポジションパワーや見えない圧をかけて人を動かそうとするのは何故でしょう。(これらのアプローチを「外的コントロール」と言います。)

それは、相手にやる気になってもらう、やる気を引き出すなど、相手の内側から生まれてくる動機を引き出す、待つよりも、相手をコントロールしてしまう方が、特にポジションパワーがある場合には簡単だからです。また、相手が自ら動くのを待つよりも、コントロールしてしまったた方がすぐに相手を動かす事ができるので
目先の結果はすぐに出ます。ですから、目先の結果が欲しい時には「やれ!」となってしまうのです。

しかし、「やれ!」から生まれた結果はとりあえずの結果であり、最高の結果ではあり得ないでしょう。また、「やれ!」がなくなった途端、殆どの場合行動は途切れ、結果は出なくなります。

一方、内なる動機(これを内的コントロールと言います)から生まれた行動は、本人がやりたくてやっているのですから多少の困難にもめげないパワーを秘めているし、工夫やヒラメキも生まれやすいです。誰に言われるでもなく、自ら行っているのですから、「やれ!」がなくても勝手に動いていくのです。目先の結果はすぐ出なくても、持続的、将来的な方へ目を向けた時、どちらが良いかは火を見るよりも明らかです。

目指すゴールは同じでもアプローチが違う。外的コントロールでいくか、内的コントロールでいくかはあなたの自由です。

弊社のように外部の立場として育成サポートを提供する場合、当然のこととして、お客様から「結果」を求められるので、「内なる動機で動くことが大事!無理矢理はダメ!」と称しながらも外的コントロール感満載なアプローチになっているサポーターを時折見かけます。
しかし、どんな場合にも外的コントロールに陥ることのないよう私は自分の心に誓っています。
なぜなら、目先の結果よりも、内的コントロールアプローチによりお客様が内側から動機づけられて自ら考えて動き、結果に結びつくことが真のサポート、お客様への貢献だと信じるからです。

人は誰でも今目の前の幸せを手に入れたいものです。しかし、もう少し先の未来へ目を向けた時、果たしてその選択はベストなのか。自分だけでなく相手の幸せを考えた時、果たしてその選択はベストなのか。今だけでなく少し先の未来と、自分だけでなく相手の幸せも考えて行動できる、より器の大きな人になりたいと日々、考えています。

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