誰だって変わることができる

逆境の時こそ、未来のゴールを思い描く

組織異動やジョブローテーションは、雇用される立場である以上、いつ訪れても不思議ではありません。それが喜ばしいものか、不本意なものかであるかは別として、それらはある日突然やってきます。

喜ばしいものであったならば、一層、ギアを上げて頑張ればよいのですが、問題は、それが不本意なものであったときです。
「辞める」という選択肢も今の時代は可能ですが、軽々に選択するものではないと考えます。

自分の意に沿わない現実が目の前に訪れた時、その事実をどのように受け止めて自分の未来に活かせるように考えるのか。それには、自分のゴールが明確であることが必要です。

営業から経理へ異動になった。現場が好きだったのに。しかし、経理で会計や財務の基礎を学び、数字から会社全体を把握することを学ぶのは、営業やその先の大きな組織の運営に活かせることです。腐るのか、次へのステップのための踊り場期間と考えるのか、それはその人次第です。

ジョブ型人材として個人スキルを磨きたいのに、メンバーを持つマネージャーになってしまった。そもそも人に関心を持てるタイプではないし、面倒くさい。しかし、組織でやっていく以上、ジョブ型スペシャリストであったとしても人と人との関係性は不可欠です。マネジメントを学ぶことによって、大きなプロジェクトマネジメントや、ひいては企業間プロジェクト、国家間プロジェクトのリーダーとなる準備ができるかもしれません。

今、目の前に起こった事柄をネガティブにとらえるか、次へのステップと考えて前向きにとらえるか。それは、あなたがどれだけ具体的に自分の未来へのゴールを描けているかによって異なります。

今の環境に腐っていることがあるとしたら、あなたがたどり着きたいゴールを思い浮かべてみましょう。そして、今を乗り越えることは、そのゴールに向かうにあたり、どのような糧となるのかを考えてみましょう。
起こる事柄に一つも無駄はなく、すべてはあなたの糧となるはずです。
そのように考えれば、逆境と思える今もまた、異なる景色に見えてくるというものです。

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