「命にかかわる危険な暑さ」が連日続き、東京ではついに観測史上初の40度越えが記録されました。
不要不急の外出は控え、エアコンの使用をと呼びかけられています。
気象庁はこの暑さを「災害」レベルと言っています。
一方、テレビでは夏の甲子園地方予選の熱戦が放送されています。
続々と地方の代表校が決定し、開幕が楽しみにしているとの報道があります。
「甲子園、中止にしないのかな?」
純粋に私はそう思います。
日ごろ鍛えている高校球児だから大丈夫だなんて保証はどこにもありません。
今年の暑さは尋常ではありません。
甲子園に応援にやってくる代表校の生徒たちや関係者、高校野球ファンたち。
通常でさえ厳しい暑さの中の熱戦なのに、今年は一体どうなるのでしょうか。
100回記念大会だからやめられないの?
一生懸命頑張ってきた総決算だから、中止にするのは可哀想?
諸々の利害関係が発生するから、そんなことはあり得ない?
判断の基準がどこにあるのかわかりませんが、
「命」に変わる大切なものなんてこの世にはありません。
誰も決められないからこそリーダーが決める。
こんな時にこそ、多少強引であっても先を見据えて正しい判断ができる強いリーダーシップが必要なのではないでしょうか。
もしかしたらいろいろな対策が練られているのかもしれません。
しかし、「事」が起きてからでは遅いのです。
猛暑の中、こんな時に発揮すべきリーダーシップはまさに有事のリーダーシップに他なりません。
私はそんなリーダーシップを発揮することができるだろうか、39度を超える東京の街中を歩きながら考えたのでした。