部下がウソをついた。
トラブルの隠ぺいをした。
報告書をごまかした。
周囲に口裏合わせを働きかけた。
こんな事実を知ったなら、上司なら誰でもショックを受けるでしょうし、
部下に対して怒りを覚えるかもしれません。
そんな時こそ立ち止まって考えてください。
「何であいつは嘘をつくんだ!?」
ではなく、
「何があいつにウソをつかせるんだ!?」
と考えてみてください。
人を責めるのではなく、
事実を捉えて否定すべきところはしっかりと否定し、
しかし、「何が彼をそうさせたのか」
その真因に気持ちを向けてください。
部下がウソをつく。
自分をよく(大きく)見せようとミスを隠す。
認めてほしいという気持ちの裏返しかもしれませんし、
間違いや失敗が許されない環境が原因かもしれません。
上司のあなたはそんなつもりは全くなくとも、部下は
「全く認めてもらえない」
「失敗は許されない」
と思い込んでいるかもしれません。
「何が彼をそうさせるのか」
そこを突き止めてください。
部下がウソをついた。
それは、あなたやあなたのチームに
何かしらそうさせる原因があるのかもしれません。
どんな時にも原因を内側に求めてコトに当たる。
そんなマネージャーのスタンスは、
あれこれ口うるさく指示する以上に、
メンバーの心に響くモノがあるに違いありません。