組織開発

「女性活躍」の意味をみんな間違えている

私は今年50歳で勤続30年ですが、役職も何もないただの平社員です。
こんな私がこのまま会社に居続けていいのか、
若い人たちに何もしてあげられることもなく、
申し訳なくさえ思います。
こんな私でもこのまま会社にいても良いのでしょうか?

とある女性社員のご相談です。

転職が当たり前の今の時代、30年間同じ会社で勤務し続けるというのは、
それだけでもう、素晴らしい事です。
イヤなことや辛いこと、大変なこともきっとあったに違いないのに、
それでも30年の長きにわたって同じ会社で働き続けることができる、
その努力や忍耐力、勤勉さは誇りに思ってこそ当然で、
全く恥ずるものではありません。。

「一般事務で難しい仕事をしているわけでもないし、
特別なスキルがあるわけでもない。ただの事務職なんです。」

一般事務をバカにしてはいけません。
事務職はその職場における役割です。
必要な役割だから存在するわけです。
小さなネジ1本かけても大きな機械が動かないのと同様、
大切な役割を担っているのだから堂々としていてかまいません。

役職もただの役割にすぎません。
一定数以上の人が集合体となった時、
まとめる人や責任の所在等をはっきりさせるために役職という役割がある。
ただそれだけです。

一般職の事務だから人として劣っているわけではないですし、
役職者だから人間的に優れているわけでもない。
どちらも同じ。その企業でそれぞれの役割を果たしているにすぎません。

特別のスキルや人に誇れる実績がない。
そういうものがある人は素晴らしいですが、
誰もが皆、そういったものを持っているわけではありません。
そんなものがなくとも、「人としての素晴らしさ」は誰にも必ずあります。

「努力家」「謙虚」「優しさ」「思いやり」「慎ましさ」など
その人の「人としての強み」がチームや職場に与える影響は大きなものがあります。
お局風を吹かせて上司さえもモノを言えず、
皆が気を使わなければいけないベテラン女性は考えものですが、
人柄がチームのや若い後輩たちに、イライラしがちな管理職たちに、
縁の下の力持ちとしてチームの雰囲気づくりに大きな貢献をしているならば
それだけで、その人の存在価値は十二分にあるというものです。

女性活躍推進と言うと、管理職比率を上げるとか、
女性にも大きな仕事を任せるとか、
そのようなことばかりに目が行きがちですが、
本来、そういうことではないと考えます。

どれだけチーム、お客様、関係先の役に立てているか?
どれだけ誰かの為になっているか?
仕事を楽しめているか?
仕事をしていることで輝けているか?
イキイキ、ワクワクしていると感じられるか?

一般職であれ、事務職であれ、
キラキラ輝いて自分の存在価値を感じる職場であること。
それが「活躍推進」に繋がると考えます。

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