心理的安全性を求めるとチームが緩む⁉

マネジメントこぼれ話

心理的安全性が必要なのはわかるけど、
チームが緩むのは嫌なんだよね。

こんなお声を時折耳にします。

これは、大きな誤解です。

心理的安全性がある職場とは、

自由に意見を言うことができる。
等身大の自分でいることができる。
互いを尊重し合い、欠点をあげつらうのではなく相手の強みを理解できている。
失敗を経験と捉えてチャレンジを促せる。
上下ではなく横の関係で互いをサポートし合える。

など、いくつもの要素があります。

「緩む」と誤解するのは、
互いを尊重することで、なあなあ的関係になってしまう
または、上司の威光が働かなくなって寂しい
などの考えがもとになっているのかもしれません。


自由に意見を言うことができるのは、
反対意見であっても遠慮せずに言い合える。
喧々諤々、
まさに傍から聞いていたら喧嘩でもしているように
互いの意見を戦わせることができる。
それは、意見を戦わせているのであり、
個人が闘っているのでもなければ、その場が終われば
なんのあとくされもなく互いを認め合っている
その前提があるからです。

人の顔色を伺って適当な返事をしたり
言いたい事を言わないイエスマン職場よりも
ある意味、はるかに厳しくピリリと引き締まった関係性で
決して「緩い」ということはありません。

若い頃の私が、
「課長! 私は課長とは意見が違うんですが、言ってもいいですか?」
と思いっきり生意気発言ができたのも心理的安全性があったからこそ。
逆に、「尾藤、口を慎めよ。墓穴を掘るぞ。」と時に厳しいお叱りを
素直に受け止めることができたのも、
上司が好き嫌いや損得ではなく、私を思ってくれているという
心理的安全性のベースがあったからに他ありません。


心理的安全性があるからこそ、
耳に痛い事も言える。反対意見も言える。
それらを言って関係性や自分の立ち位置がおかしくなるという恐れがない。
だから上司にだってオブジェクションが言える。
また、自分に対する厳しい言葉も、
人格否定されているのでないとわかるから
その言葉をありがたく受け取ることができる。


緩いチームであるどころか、
大人のチームでなければこうはいきません。


あなたのチームはすっかり大人のチームですか?
それともまだまだお子ちゃまチームですか?