問題が起こった時、
そのことについて「逃げない、隠さない、ごまかさない」
それぞれの部門が優秀すぎるとかえって隔壁ができる。
お互いに意見が言える雰囲気づくりを心掛ける。
診療科を超えたコミュニケーションが大切。
立場の違う者どうしが本音で話し合う場が必要
名古屋大学病院の医師・長尾能雅さんが、
医療事故をなくすため、それぞれの診療科の壁を取り払い、
中には反発する医師や看護師たちに辛抱強く話をしながら、
その信念に基づく考え方や行動で院内組織改革を行った
その取り組みを振り返った時の言葉です。
(NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』で詳しく放送されていました。)
これらは組織改革の場面に限らず、
どんな組織、チームにおいても必要なことです。
問題が起こった時、あなたは見ないふりをしていませんか?
問題は悪ではなく、良くなるための大切なきっかけです。
問題がないと思っている、見ないふりをすることこそが悪です。
部門が優秀過ぎると過信に陥ります。
絶対的自信こそ恐ろしいものはありません。
「できた!」「完璧!」と思った瞬間成長が止まるのと同じです。
不完全であることを受け入れる謙虚さを欠いてはいけません。
「これよりもっと良い事は?」「更にできることは?」と
今以上の知恵やアイデアを探そうとするスタンスが大切です。
そしてそのために、コミュニケーションは絶対に欠かせない手段です。
立場の違いを超えて、共通のゴール目指して本音で話し合うこと。
そのための「時間」と「場」を決して厭ってはいけません。
より良い仕事を行うためには、今、手を止めてでも、
わざわざ時間を割いてでも行うべきことかもしれません。
組織が衰退ししないために大切なことはたった3つです。
①現状を正しく認識する(問題から逃げない)
②「絶対」と「自信」を排除する(不完全さを適切に受け入れる)
③意見を闘わせるのではなく、立場を超えて意見を出し合う
あなたのチームは大丈夫ですか?