モチベーションアップに効果的なプロフィール
4つ目は「自由」です。
自由にしたい
縛られたくない
一人で行いたい
現状維持より変化が好き
自分で決めたい
つまりは自由人なわけで、「自分で決めたい」も束縛を嫌う自由の欲求の特徴です。
自由の欲求が強いメンバーが、あれやこれやと細かく指示されることは、
欲求を大きく阻害されているに他ありません。
自分で決めたい!好きなようにやらせてほしい!
メンバーはこう思っているので、マネージャーが良かれと思っての丁寧な関りも、
メンバーにとっては迷惑な話でしかありません。
自由が強いメンバーには、
仕事のゴールを明確に示した上で、あとは可能な限り、やり方は任せ、
権限委譲も行うなどして仕事そのものも任せることで、
俄然、やる気になって頑張ってくれるはずです。
自由と力価値の二つが強いメンバーなら、権限委譲されることはこの上ない喜びです。
そんな風に仕事をさせてくれる上司に、大きな好意を持つに違いありません。
自由の欲求が強い人が皆、変化を好むわけではありません。
しかし、現状維持は好まない傾向があります。
逆に、自由の欲求が強くない人に大きな変化を強いる仕事は
丁寧な説明や適切なフォローがなければ尻込みして前へ進めなくなってしまいます。
地道にコツコツ、日々のルーティンをしっかりと行えるのは、
自由が弱いいからこそのメリットかもしれません。
また、厳しい規律や規則を強いられる環境下でもやっていけるのも
自由が弱いからこその強みです。
強いから良い、弱いから悪いではなく、
それぞれが特徴であり、その強みを活かす関りができればベストです。
明日は5つの欲求の最後、「生存の欲求」です。
マズローは、これが最初に満たされなければいけないという「段階説」を唱えましたが、
果たして本当にそうなのでしょうか?