「会社の風土を変えなければいけない!」
「組織改革に取り組もう!」
こうした掛け声は、どの企業でも聞かれるものです。
しかし、実際に改革を進めても 「なかなか変わらない」 と悩むケースが後を絶ちません。
その理由のひとつが、 「組織改革」と「風土改革」の違いが整理されていないことです。
「組織改革」と「風土改革」は、同じようでいて本質が違います。
この違いを理解せずに進めると、「仕組みは変えたのに、現場の意識は変わらない」 という状態に陥ってしまいます。
「組織改革」と「風土改革」の違い
「組織改革」
✓ 仕組みや制度、ルールを変える
✓ 組織の構造を見直し、働き方を効率化する
✓ 例えば、人事制度の変更、組織編成の見直し、業務フローの改革など
「風土改革」
✓ 組織の価値観や文化、社員の意識を変える
✓ 会社の「当たり前」を見直し、行動を変える
✓ 例えば、心理的安全性の向上、チームのコミュニケーション改善、リーダーシップの変化など
「組織改革を進めたのに、うまくいかない」と悩む理由の多くは、仕組みだけ変えて、風土が変わっていないからです。
× 評価制度を変更したけど、現場の意識は変わらない
× 組織体制を変えたけど、結局いつものやり方に戻ってしまう
× 新しいビジョンを掲げたけど、社員の腹落ち感がない
仕組みを変えるだけでは 「本当に会社が変わる」 ことにはつながらないのです。
風土改革が先か?業績回復が先か?
企業が組織改革を進めるとき、よくあるのが
「業績が悪いから、まずは利益を出すことが先」
「組織風土を変えるのは後回しでいい」
という考え方です。
でも、本当にそうでしょうか?
本当に業績を伸ばしたいなら、まずは「組織風土」を変えるべきです。
なぜなら、組織の風土こそが、戦略の「土台」になるから です。
どんなに素晴らしい戦略を立てても、 それを実行するのは「人」。
✔ 社員が疲弊している状態で、新しい戦略は機能するか?
✔ トップが利益ばかりを優先しているのに、社員はお客様第一になれるか?
✔ 「会社を良くしよう!」と本気で思えない組織で、成長は可能か?
戦略は「風土」の上に成り立つもの です。
「組織風土を変えること」は、決して 遠回りではなく、最も効果的な近道 なのです。
組織改革を成功させるために、まずやるべきこと
では、どうすれば 組織改革と風土改革を両立 させられるのでしょうか?
最初にやるべきことは、「改革チーム」を作ることです、
✓ 経営トップが両方の改革にコミットする
✓ 会社の未来を描くメンバーを選ぶ
✓ 改革の全体像を描く
この 「改革チーム」 を立ち上げることが必須です。
✓ 「組織改革」と「風土改革」は違う!仕組みだけ変えてもダメ!
✓ 戦略は「風土」の上に成り立つ。風土改革を後回しにしない!
✓ まずは「改革チーム」を作ることが成功の第一歩!
明日は、具体的な「組織改革チーム」の作り方について解説します!
「どんなメンバーを集めるべき?」
「トップをどうやって巻き込む?」
「具体的に何から始める?」
そんな疑問に答えていきます。
お楽しみに!
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