マネジメント・リーダーシップ誰だって変わることができる

私ならできるはず

テニスの伊達公子選手が引退を表明しました。

伊達さんと言えば、1996年に有明コロシアムで当時の絶対女王シュティフィ・グラフとの死闘を制し、歓喜の雄たけびを上げたあの名勝負が今も鮮明に記憶に残っています。

あの時の名勝負もそうですが、一度引退してからも勝ちにこだわり続けるその姿勢は、同年代に生きる者として学ぶことが沢山ありました。

 

伊達さんはどんなに厳しい場面に直面しようとも、「大丈夫!私ならできるはず!」と常に自分に言い聞かせてきたそうです。

そう自分に言い聞かせることができるだけの努力をしてきたのでしょうが、それと同時に、自分の力や可能性を自分自身が信じることによって、前へ進む力を自ら引き出していたのかもしれません。

「どうせ私なんてダメだから・・・」と自己否定してしまうのと、「私ならできるはず!」と自分で自分を鼓舞するのとでは、当の本人に影響する見えない力は天と地ほども違うように思います。

さらにそれに加えて、「あなたならできる!」「君なら大丈夫!」と信頼する誰かから言われたとしたら、なんと心強く思うことでしょう。

 

私は自分には「大丈夫!私はやればできる子だから、できるはず!」と言い聞かすのが得意です。一種の自己暗示です。これで物事がうまく運んだ経験もたくさんあります。

ところが!

メンバーに対しては、「大丈夫!」ではなく「大丈夫?」と「?」マークがつくような声掛けをかつては多くしていました。

「Aちゃんなら大丈夫!」と背中を押してあげるのと、「Aちゃん、大丈夫? 頑張れ~」では、文字は同じでもその意味合いは大きく異なり、相手への伝わり方は全く違います。

「大丈夫?」と?マークがつく時点で、相手の成功を本心では信じていないも同然なのですから。

 

メンバーが「私ならできるはず!」と強く思うようになれるためには、マネージャーのあなたが「君なら大丈夫!」と後押ししてあげることもとても大切だと思います。

「大丈夫?」ではなく「大丈夫!」と。

 

大丈夫! あなたならどんなメンバーをもきっと勇気づけることができるはず!

あなたらできるはず!

ですね♬

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