マネジメント・リーダーシップ

質問しない部下に効果的なとっておきの方法

分かったつもりで質問しない
分かっていないのに質問しない

部下が質問しないことに困っているマネージャ―さんは本当に多いです。

上司が怖くて質問できない💦💦💦
(「そんなことも知らないのか?!」「またおんなじこと聞くのか!」
と言われたら、質問したくても質問できないですよね。)
という場合ではなく、
上司を恐れているわけではないけど質問しない
という部下に対して、とっておきの方法をお知らせします。

その前に。

部下が質問しないには部下なりの理由があります。
(上司を困らせようと、わざと質問しないわけではないのです。)

① 分かったつもりで質問しない

質問の必要性を感じていない

② 分かっていないのに質問しない

分かっていない事を分かっていない
又は
どのように質問すればいいかわからない

「質問する」ことは、意外と難しいものです。
難解な専門用語や横文字乱立の研修など、
右脳優勢の私には内容の理解に骨が折れます。
「質問ありますか?」と問われても、
何を質問すれば良いかさえ分からない事があります。
「まるで宇宙語を聞いているよう」
「全くわからない。と言うか、ほとんど理解できていない気がする。」
そう思っている時に、
「何でもいいから質問してください」と優しく言われても、
「無理~~~」なのです。

そんな時、私は「質問」ではなく「確認」をします。
自分の理解を確認するのです。

「〇〇と理解しているのですが、それで間違いないでしょうか?」
「×××のところまでは〇〇と理解出来ましたが、
そこから先が全く分かりませんでした。」

人は、
自分が分かっていない事を分かっていない場合がありますが、
分かっている事は分かっているものです。

だから、分かっている事を伝えるのです。
そして、その理解を確認する。
「ここまでは分かっている。この理解で正しい?」
「ここまでは分かっている。そこから先は〇〇が意味不明だった。」
など、自分の頭の中の状態を伝えるのです。

質問を促されてもなかなか言葉が出てこない人も、
「分かっているところまで教えて」
「どんなふうに理解したかを教えて」
と言うと何かしら返答はあります。
これだと、「分かったつもりの人」も「分かっていない人」も
どちらのタイプもカバーできます。

部下の返答を受けて、
「あれ?理解不十分だな」「ちゃんとわかってるじゃない」
と彼・彼女の理解度を確認し、
そこから先の必要なフォローをすれば良いのです。

目的は質問してもらうことではなく、
部下の理解が十分なところに到達できること。
そうであれば、質問という手法にこだわらず、
理解度の確認に切り口を変えても良いですよね。

質問しない部下に効果的なとっておきの方法

それは「質問」を求めるのではなく
「理解を言葉にしてもらう」
ことです。

「わかった?」ではなく「わかったこと教えて」
と同じですね。
是非、取り入れてみてください。



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