組織開発

人材募集時に絶対に忘れてはいけないコト

「採用」と聞いた時、あなたは次のどちらのイメージを持ちますか?

A.会社が人を選ぶ
B. 人が会社を選ぶ

求人難の今、需要に対して供給(人)が圧倒的に不足しています。
物流業、観光業のみならず、多くの業種業界が人材不足に頭を悩ませています。

そんな時代であっても採用に困らない会社があります。
決して、給与が破格に高いわけでも、
福利厚生が飛びぬけて充実しているわけでもありません。

そのような企業に共通して言える特徴があります。
それは、「人を選ぶ」意識ではなく、
いかに自分たちが「選ばれる企業」になるかを常日頃から考え、
そのための見せ方は勿論、様々な努力を怠っていません。

将来は独立起業を目指している人なら多少休みは少なくても
手取りは多いに越したことはないし、教育面の充実を望むでしょう。
今は一社だけに縛り付けておく時代ではありません。
「せっかく育てたのに」などと小さな考えにとどまらず、
大谷翔平選手を生んだファイターズのように、
人材輩出企業となる道も一つの考え方です。

中途採用でも最初から小さく留まらずにどんどん活躍の場を広げたいと思う人は、
実際のロールモデルとなるような人がいたなら、
自分もその人のようにココで羽ばたきたいと思うかもしれません。

ほしい人材を選ぶのではなく、
ほしい人材からいかに選ばれるか。
それこそが採用における基本的な考え方です。

見栄え良く表面上の求人票を整えても、
働く人から選ばれなければ、そこに良い人材は集いません。

選ばれる会社になるためには、
そこで働く人たちがイキイキと充実した仕事ぶりで
自分たちの会社を好きであること。
企業側のニーズを押し付けるのではなく、
一人一人のキャリアに寄り添う柔軟性があること。
働く人を「戦力=モノ」として捉えるのではなく、
「同じゴールを目指す仲間=資産」として捉えること。
などが必要です。


もし、採用がうまくいかないと困っているなら、
求人票の書き方をあれこれ工夫する前に、
自分たちは選ばれる企業になっているかを考えましょう。
会社が社員を選ぶのではなく、
社員が会社を選ぶ時代であることを決して忘れてはいけません。

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