マネジメント・リーダーシップ

問題行動を起こすメンバーへの対応

どうしていつも問題行動ばかりを起こすのだろう。

ミーティングの場で誰かを個人攻撃する
報連相を行わない
嘘の報告をする
お客様とのトラブルが絶えない
後輩や関係会社の人にキツく当たる
遅刻や突然の休みが多い
コンプライアンス違反と分かっていて行う
ハラスメントを行う
自己否定が激しい      etc.

職場における問題行動は実にたくさんあります。
その理由は何か?
その多くの根本に、問題行動を起こす当事者の
「もっと認めてほしい」「もっと大切にしてほしい」
という感覚があります。

それを明確に意識しているか、潜在意識下でのことなのかは色々です。
しかしいずれであったとしても、
「認められていない」「大切にされていない」という感覚は、
人の問題行動を引き起こす大きな要因になるのです。

「認められている」
自分の成果を、実績を。
自分の努力を、これまでの道のりを。
自分の考え方を、思いを。
自分の存在そのものを。

たった一つで構いません。
自分は認められていると感じることができるだけで、
受け入れられている、ここにいていいんだ、
ここは自分の居場所なんだと思うことができるでしょう。
逆に言えば、自分自身の何も認めてもらうことができないということは、
存在そのものを否定されているそんな気持ちにさえなるのでしょう。

「大切にされている」
人として尊重されている。
働くモノではなく、ヒトとして接してもらえる。

大切にされていると感じることは、愛されていると感じられることです。
愛されていないと感じることは、排除感さえも味わいます。
認められないと同様、存在の否定を感じるのでしょう。

問題行動を起こすメンバーに対して口うるさく指導するよりも、
彼らを認める、彼らを大切にする、それだけをただ行ってみてください。
プラスの言葉を発し、良い面を探して認め続けてください。
すぐには無反応かもしれません。
しかし、必ず通じる時がやってきます。

問題行動を起こすメンバーを、あなた自身が煙たがっていませんか?
強い言葉や仕組みで縛って矯正しようとしていませんか?
相手を認めていますか? 大切にしていますか?

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