マネジメント・リーダーシップ

メンバーとは向き合わない

どうしても相手の悪いところばかり、できないところばかりに目が行ってしまう。
どうもウマが合わない。
ついつい小言を言ってしまう。

マネージャーも人間ですから、相性が悪かったり、相手の欠点に目が行ってしまったり、それは色々あるというものです。
でも、そんなマネージャー達にお伝えしたいのは、
「間違っても、メンバーと向き合おうとはしないように!」
ということです。

向き合って良いのは、よっぽどの好相性の相手だけ。
殆どのメンバーとは向き合ってはいけません。

えぇぇぇぇぇ?
と驚きの声が聞こえてきそうですが、そうなのです。
チームとしてメンバーの総力を結集して成果を出そうと思った時、必要なのはメンバーと向き合うことではなく、メンバーと同じ方向を見つめることです。
同じ方向とは「チームが目指すゴールとそこへ向かう道」のことです。
互いがゴールをしっかりと共有し、また通る道、どうやって行くのかなども共有できていなければ、同じ方向を見つめているように見えても、それは同じ方を向いているだけで、同じ方向を見つめているとは言えません。

向き合うと、どんなに完璧な人や「スゴイ!」と思った相手であっても欠点の一つや二つは目についてしまうというのものです。
しかし同じ方向を見つめているということは、相手のあれやこれやは視界に入らず、ひたすらゴールを見つめているわけですから、欠点に気を取られてしまうということもないのです。

向き合うのではなく、同じ方向を見つめる。
そのためには「共有」が必須です。
共有とはただ伝えるではなく、「共通に理解すること」「認識を同じくすること」です。

あなたはメンバーと向き合っていませんか?
どうぞ、メンバーとは同じ方向を見つめてください。

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