マネジメント・リーダーシップ

ダメ出しは部下を潰します

メンバーの理解不足やそれによる適切ではない行動に対して、
「ダメ出ししました!」
と元気に報告をくれたマネージャー。

ダメ出しって、具体的にどういう風にしたの?

〇〇は全然違うだろう! と全否定しておきました。
まるっきり分かってないんですから。
メールで記録残しました。

あらあら。分かってないのはあなたでしょう! マネージャーさん。

私の悲しい呟きに、なぜ、自分が「分かっていない」と言われたのかが
分からないマネージャー。
そうなのです。分かってないのですよ、彼は。


「ダメ出し」とは、〇〇は違う!●●ではダメだ。
ノー! ニエット! ナイン!
要は、「否定」しているのです。

否定して、メンバーが何が間違っているのかを正しく理解し、
改善行動を図れるのであればいいのです。
けれども、単に「ダメ!」とだけ言われて、
しかもメールで無機質に、
いえ、「全否定」などと言うのですからその文体には
マネージャーのネガティブ感情が含まれているかもしれない、
そんなメールを受け取って、メンバーはどんな風に感じるでしょうか?

そもそも全否定するって、どういうこと? と思うのです。
0点 ということでしょうか?
0点なら0点で、「何を理解しているのか」「何が理解できていないのか」
「何に困っているのか」「どこで躓いているのか」
などを確認して、正しい方向へ進めるようサポートするのがマネージャーの役割であり、
ただ、ダメ、違う、と否定するだけなら機械だってできるのですよ。

って、この私のブログはダメ出しに当たるのだろうか・・・
と常に我が身を振り返ってみるのでした。

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