マネジメント・リーダーシップ

メンバーの成長が感じられなくてもマネージャーが評価される場合とは

マネージャーの仕事は、
マネージャーが奮闘して結果を出すのではなく、
メンバーを介して(メンバーがパフォーマンスを発揮して)結果を出すことです。

ですからメンバー育成はマネージャーのとても大切な仕事です。

ところで、メンバーにはそれぞれ「ポテンシャル(潜在能力)」があります。
そのポテンシャルがとても大きいか、そうでないかは人それぞれです。
「のびしろ」がどれくらいあるかと考えても良いでしょう。

大きなポテンシャルがある人は、その成長も傍目に分かりやすいでしょう。
逆に、ポテンシャルが大きくない人は、成長が分かりづらいです。

目に見えた成長を遂げたメンバーを持つマネージャーだけが
「育成上手」と言うわけではありません。
ポテンシャルが大きくないメンバーを、
いかに「活かすか」、そして結果につなげることができるか。
これもまたマネージャーの腕の見せ所です。

放っておいても勝手に育っていくメンバー。
ある程度丁寧な関りにより伸びていくメンバー。
大きな伸びしろは難しいけれど持てる力を120%発揮しているメンバー。

大切なことは、ポテンシャル(潜在能力)も顕在能力も、
すべてを発揮しきって、その人が持つ力をすべて出し切る。
そのようなマネジメントをマネージャーができているかです。

メンバーが育っている。あまり育っていない。
と一喜一憂するよりも、
持てる力(潜在能力+顕在能力)をどれくらい発揮しきっているか。
その人の持てる力をどれくらい活かしきれているか。
それがマネージャーに求められる一番大切なことです。

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