人間力

仕事はデキるけど、人として難ありなメンバーを持った時

自分にそこそこの自信がある
周囲から一目おかれている
上層部に仕事力を認められている
責任ある仕事を任されている

若いうちからこのような傾向にあるメンバーは、
いわゆる「デキル」人です。
しかし、仕事がデキルだけで、
人として一目おかれている、認められているかと言えば、
それは全く別の話です。

人としても謙虚、真摯で周囲への尊敬・敬愛を忘れないのであれば、
仕事力・人間力共にそのまま育っていくことを願うばかりです。

しかし、そもそもの能力が高く、
その仕事力を周囲からも認められている若者は、
ややもすると上司をバカにする、
上ばかり見て下を相手にしない、
などの傾向が見られます。
そして厄介なことに、本人はそこに無自覚だということです。
(私自身が若い時は、全くこの傾向だったので、
そうしてしまう若手の気持ちもよーーーーくわかります。)

この場合、
「もっと上司を敬え」
「周囲と協調性を持って」
と言ったところで全くの無駄です。
なぜなら本人は、潜在意識下で
「自分が関わりたい人」「関わりたくない人」
を決めてしまっているので、
上司を敬うことや協調性を持つことに
何らメリットを感じることができず、
それは無意味な行動と決めているからです。

仕事がデキル人の多くは、向上心がある人です。
もっとできるようになりたい。
もっと上を目指したい。
等の思う気持ちを一定以上持っています。

その気持ちをくすぐるのです。

自分より仕事ができない上司に頼むことは何もない。

上司を巻き込むことで自分がもっと動きやすくなることは何か。

周囲と仲良しグループでいるよりも、経営層から情報をもらった方が良い。

周囲と協調性を持つことで仲間から入ってくる周辺情報は、
自分の仕事にどのように活かせるか。

関わるのがムダ。意味がない。
と無意識に思っている気持ちを、
関わったほうがいい。巻き込んだ方が良い。
と思えるようにアプローチしていきましょう。

「仕事はできるけど性格悪いよね。」
「上ばっかり見て、私たちを見下ろしてるのスケスケだよね。」

せっかくの有能なメンバーも、
このように言われてしまっては活躍の場は限られてしまいます。

どんなに有能であっても、
たった一人で仕事をすることは不可能です。
一人の高パフォーマーの害悪を全体が我慢して、
全体のパフォーマンスが下がった結果の組織トータルの生産性よりも、
たとえ高パフォーマーがいなくても、
全体のパフォーマンスが上がった総和の方が高いことは明らかです。

だからと言って、
仕事がデキルけど人としてもう一歩のメンバーを
見捨てて良いということではありません。

仕事がデキルとは、仕事力+人間力の両方を意味することが理解できるよう、
そして、自分に必要なのは他者への尊敬や思いやり、
謙虚な気持ちや素直な心だということが自ら気づくよう、
根気強く関わっていくことです。

ある意味、仕事力はイマイチだけど、人間力が高いメンバーの方が、
上司としては楽かもしれません。
しかし、仕事はできるけど、人間力をもっと頑張ろうというメンバーを持った時、
それは、上司のあなた自身の人間力を鍛えるチャンスととらえ、
日々、彼・彼女たちに誠実に向き合っていくことで、
必ず彼らの人間力が大きく向上していくことでしょう。

すべては関わるあなた次第 ということですね。


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