マネジメント・リーダーシップ

プロジェクトリーダーに求められる力

「船頭多くして船山に上る」とはよく言ったもので、
プロジェクトチームでありがちなことに、
良かれと思って出てきた船頭たちが
気づかずしてチームを混乱に招き入れてしまうことです。

チームの最終責任はリーダーにあります。
責任を取るということは、自分で決めるということです。
他の人の意見に左右され、メンバーに忖度などしていては
本当の意味で責任を負うことなどできません。
覚悟を持って事に臨まなければ、その結果がどうであれ、
潔く負けを認める、または心から喜ぶなどできないと考えます。

皆の意見に十分に耳を傾け、参考にしながらも、
コンセプトや方向性を決めるのはリーダーです。
「みんなで決めた」「〇〇さんの意見を尊重した」など
責任逃れに繋がるスタンスは決して許されません。

決めた事柄については、たとえメンバーから揺り戻しがあろうとも、
毅然とした態度で筋を通す強さが必要です。
また、揺り戻そうとするのではなく、
決定事項に協力を乞う謙虚さも必要です。

優秀な人が集まるプロジェクトほど、複数の船頭が出現しがちです。
リーダーは、自分が船頭である自覚と覚悟・責任を強く持ち、
押すべきは押す、譲るべきは譲るなどしながら
決してブレない態度であり続けることが大切です。

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