挨拶に始まり挨拶に終わるのはマナーの基本ですが、
挨拶が正しくできていない人がとても多いように感じます。
そのために、「自分は挨拶している」つもりでも、
「挨拶しない失礼な人」と思われている人が、
以外に多くいらっしゃいます。
パソコン画面を見ながら、何か用事をしながらなどの
「ながら挨拶」はもってのほかです。
きっちりと相手の方に顔を向けて、目を見て挨拶をしなければいけません。
作業中であっても、ほんの一瞬(1‐2秒)手を止めることはできるでしょう。
そして声の大きさが大切です。
ぼそぼそと蚊の鳴くような声だったり、
抑揚のない棒読み挨拶はしていないのと同じです。
声には心が宿るのです。
「おはよう」「ありがとう」「行ってらっしゃい」「お疲れ様」
短い言葉にどれだけ真心を乗せて言葉を発することができていますか?
思いを乗せた言葉を発する人の表情はとても豊かです。
たとえ雑音で声が聞こえづらかったとしても、その表情を見ることで、
あなたの心の声は相手に届くというものです。
挨拶がきちんとできる人は、
相手に敬意と真心を持って接している人なのでしょう。
挨拶がない失礼だと思われている人は、
普段いくら口で良いことを言っていても、
相手に心で接していない適当な人だと思われているのかもしれません。
挨拶は人間関係作りの基本であり、
相手への心を示すシンプルだけど重要なコミュニケーションです。
挨拶一つであなたの人間性が透けて見えるというものです。
目の前の一人一人に対して、愛と真心を乗せた挨拶を送りたいものです。