人間力

プロ意識 ありますか?

休日、以前から気になっていた専門店へお買い物へ出かけました。

ネットで見て気になった商品や私の好みを店員さんにお伝えしたのですが、
どうも話が噛み合わないというか、
勧めてくださるものを見ると、私の話が通じていないように思います。
最新のカタログに載っていた●●なんですけどと、具体的に言っても、
全く違う商品が出てくる始末。
「△△じゃなくて、■■な感じがいい。なぜならばね・・・」
と具体的に話をしても、△△を勧められたり。

少しして、責任者らしき方が出ていらして、
「すみません。まだ入ったばっかりなので、お客様の方が詳しいですね。」
と仰りました。
私はそのお店には初めて行ったのですが、
「お客様の方が詳しい」で終わってしまったことに、
なんだかガックリきて何も買わずにお店を後にしました。

扱う商品は決してお安くはないお店でした。
新人さんで商品知識が追い付かないのを100歩譲ってスルーしたとして、
「お客様の方が詳しいですね」で終わりにしてしまうことに
プロ意識の欠如を感じたのです。


社会人1年目の時、上司から厳しく言われたことがあります。
それは「プロ」としてのスタンスについてでした。

実際、入社ほかほかの新入社員の場合、
お客様の方がはるかに色々とご存じの事があるのは
よくある話です。
しかし、業務知識、専門知識がまだ追い付いていないのと
プロフェッショナルとしての意識があるかないかは別の話です。

当時の上司から私が言われていたこと。それは、
・知ったかぶりをしない
・わからなければわからないと正直に言う
・知識はなくとも礼儀、言葉遣い、応対はプロであれ
・どんな場合にも笑顔と謙虚さと感謝を忘れるな
でした。


年齢を重ねているから新人だと言いづらい、
などというのは愚の骨頂です。
いくつであっても謙虚で正直であることで
客のこちらはもっと気持ちよくお買い物ができるのに。
少なくとも、「言ってる話、全然通じないわ」と
不愉快な気持ちを抱くことはなくなるのにと思うのです。


入社1週間の新人でも、30年を超える大ベテランでも、
それぞれの立場での「プロ意識」を持つことは可能です。
何も知識や技術が優れていることばかりをプロとは言いません。
そこがどんなに優れていても、プロ失格の人がいるのも事実です。

大切なのは「プロ意識」

あなたは自分の仕事において、どんなプロ意識を持っていますか?

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