戦略人事組織開発

理念の腹落ちや浸透をさせたい時、最初にすべきこと

企業理念やミッション・ビジョン、クレド、パーパスなど、シンプルに語られているものもあれば、そうでないものもあります。その表現がどうであるかは別として、最も大切なコトは、そこで働く人たちが心底腹落ちしており、常に思考や行動に結びついているかどうかです。

腹落ちするためには「理解」することが必要です。ところが、正しく深く理解できている人は、意外にも少ないものです。
経営理念を「シンプルに分かりやすく説明」してほしいとお願いした時、幼い子供にもわかるように説明できる人は、本当に深く理解できている人でしょう。「シンプルになんて言えないよ」と戸惑ってしまう人は、理解が中途半端だと考えます。

物事をシンプルに語ることは、難解な表現を使って専門家的に説明するよりも、はるかに難しいことです。誰にも分る平易な言葉を使って分かりやすく説明する。これができて初めて、「深く正しく理解できている」と言えるのでしょう。

理念を浸透させたい。理念に基づいた行動を取れるようになってほしい。
あなたがそう望むなら、まず最初にすべきことは、あなた自身が理念を正しく深く理解することです。そして、幼稚園の子供が理解できるほどのわかりやくて簡単な言葉で、説明できるようになることです。

日常の思考や行動に理念が自然と反映されるには、文言を記憶している、頭で理解しているのではなく、それがシンプルな言葉やイメージとして脳に存在していなければなりません。

理念に基づく言動を取れるようになりたい。理念浸透を図りたい。
そう望むなら、理念の言葉たちを幼稚園の子供に分かりやすく説明できる練習から始めましょう。


タイトルとURLをコピーしました