GW明けは、登校拒否や出社拒否が増える時期でもあります。
それまでは元気だったはずなのに、お休みが明けても顔を見ることができない。
先生やマネージャーの中には、「なぜ?」の戸惑いと共に、
「何が悪かった?」と自分にベクトルを向けて苦しんでいる人もいるかもしれません。
EAP(Employee Assistant Program)サポートに従事していた頃は、
メンタル不調による休職者を抱えるマネージャー支援や、復職支援、
そして、メンタル不調を未然に防ぐ活動支援を行っていました。
その時に苦労したことのひとつに、
「不調の原因が不明瞭である」ことがありました。
職場のどこか、何かに原因があることは確かだけど、それがよくわからない状態です。
もしかしたら休職者自身さえもわかっていない場合があります。
そうした場合、復職支援では、どこにどんな手を打てば良いのか、わからず迷走してしまいます。
またこのような場合、休職者が発生した職場にも不安が蔓延します。
「自分のせいかもしれない」
「あの人、彼・彼女に冷たかったよね」
など、勝手な憶測が憶測を呼び、予想外に傷つく人が出てくる可能性があるからです。
ではどうすれば良いか。
メンタル休職で、その対応の「専門家」が社内にいないのであれば、
産業医や外部支援機関など、専門家のサポートを頼るべきです。
もちろん守秘義務がありますので、どこまで詳細を把握できるかは不明ですが、
少なくとも本人に復職の意志があるのであれば、
前へ進むのに必要な情報を専門家が、休職者の了承のもと、提供してくれるはずです。
一人で抱えない。
一人で解決しようとしない。
自分を責めない。
誰かを責めない。
これは鉄則です。
メンタル不調は心の風邪です。
心だって、風邪をひくのです。
チームに心の風邪を引いた人が出てしまった。
そのことは、「普通」のことなのです。
だから、必要な時には専門家を頼り、別の必要があれば、
マネージャーも心の風邪にかからないよう自分をケアし、
心の健康を取り戻す、健康を保てるよう、
焦らず騒がず、のんびりと行きましょう。
私も、いくらでもお話し、聴きますよ。
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