誰だって変わることができる

諦めなければいつかはかなう

最近の私のお気に入りは、お気に入りのピアニストが弾いたショパンの「英雄ポロネーズ」を聴くことです。

何度も何度も聴いているうちに、自分もピアノを弾いているような気持ちになって、演奏に合わせて両手が勝手に動いてきます。

そのうちに、無性に自分で英雄ポロネーズを弾いてみたくなりました。

楽譜はおろか、我が家にはピアノもありません。幼稚園の頃から小学6年生までの約7年間、ピアノを習っていましたが、今では楽譜を読むのもおぼつかず、指も全く動きません。

最後の発表会ではショパンの「仔犬のワルツ」を弾いたので、あの頃だったら練習すれば英雄ポロネーズも夢ではないでしょうが、今となってはもう・・・。

そんなモヤモヤをしばらく抱えて過ごしていました。

 

それでもやっぱりもう一度ピアノを弾きたいな。英雄ポロネーズだけでなく、大好きなショパンを他にもたくさん。子供の頃、中途半端に終わってしまったバッハも。リストのカンパネラも。でも、やっぱり無理かな・・・。だって、子供の頃は7年も習っていてようやく仔犬のワルツだし。

そこまで考えていて、ふとあることに気がつきました。

7年でようやく仔犬のワルツ? 7年でもう仔犬のワルツ?

幼稚園の頃から始めたピアノ。小さいときは手も小さいので弾ける曲も限られていました。真面目に本腰入れて練習したのは高学年になってからで・・・。

もし今から7年間真面目に練習したら、60歳前に色々弾けちゃう? だって、全く楽譜が読めないわけではないし、少なくともソナチネくらいならまだ読める。

来年弾けるようにはならなくても、続けていれば7年かからずにそれなりにイケるかも。

 

諦めてしまうからそこで終わってしまう、または失敗になってしまうわけで、諦めなければ挑戦は続くわけで、その挑戦の先には成功が待っているのかもしれません。

だいたいどんなコトも、どんなに下手くそでも3年、5年と続けていれば、それなりに何とか形になっていくものです。最初から逃げ越しになってしまったり、途中でやめてしまうからモノにならないわけで、ようは続けることができるかどうかが勝敗の行方を決めるのです。

この場合の勝敗とは、他人との勝負ではなく、自分との勝負です。

 

そんなことを考えていたら、英雄ポロネーズへの挑戦が無謀でも何でもなく、とても楽しいことに思えてきました。

最初から「そんなの無理」「いまさら無理」と決めてしまうのではなく、「やりたいからやる」「好きだからやる」「コツコツ続ける」が大切なのです。

体裁とかそんなのは関係なく、始めたいとき、やりたいときが「その時」なのです。

 

何かをしたいけど足踏みしているあなた。

止まっていては一歩も前へ進まないし、足踏みしていても靴底は減るのです。だったら、一歩前へ進みませんか?

私は「英雄ポロネーズ」への挑戦! 決めました。

やりたいからやる! それが大切なのです。

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