組織開発

「問題がない」組織は危険?成長し続けるチームの条件とは

「最も危険なチームとは、どんなチームだと思いますか?」

この質問をすると、多くの人がこう答えます。

コミュニケーションが悪いチーム
リーダーが独裁的すぎるチーム
メンバー同士の仲が悪く、バラバラなチーム
業績が低迷し、負のスパイラルに陥っているチーム

確かに、どれも「問題のあるチーム」と言えます。
しかし、実は 最も危険なのは、「問題がない」と思っているチーム なのです。

「問題がない」と思った瞬間、成長は止まる

「うちのチームは順調だし、問題なんて特にないですよ。」

そんな声を聞くことがあります。

でも、本当にそうでしょうか?

「問題がない」=「成長の余地がない」 ということではないでしょうか?

本当に強い組織とは、
「問題がない」と安心するのではなく、「もっと良くなるための課題は何か?」を問い続ける組織 です。

任天堂:成功しても満足せず、常に課題を意識し続けた企業

この話をビジネスの世界に置き換えると、
「課題を探し続け、成長し続ける企業」 こそが、長く成功する企業だと言えます。

その代表例が 任天堂 です。

「ファミコン成功後も、次の挑戦を考え続けた」

1983年に発売されたファミコンは、日本だけでなく世界中で大ヒット。
しかし、任天堂はそこで満足することなく、「次のエンタメとは?」 を問い続けました。

  • スーパーファミコン(1990年) → さらに高性能なゲーム体験へ
  • NINTENDO64(1996年) → 3Dゲーム時代への挑戦
  • Wii(2006年) → 家族で遊ぶ新たなゲーム体験

そして、ついに2017年、
「据え置き型と携帯型を融合する」という新たな発想 でNintendo Switchを生み出します。

「成功後も、次の課題を考え続ける」

Nintendo Switchは、全世界で 累計1億台以上販売 という大ヒットを記録。
しかし、任天堂はここで満足することなく、すでに次世代機の開発を進めています。

  • 「Switchの次に来るエンタメ体験とは?」を常に模索
  • 「ただのゲーム機ではなく、エンタメ全体を進化させるには?」という視点を持つ
  • 「ゲーム=遊び」の枠を超え、新たなテクノロジーへの投資も継続

成功しても満足せず、次の成長のために「課題」を探し続ける。
「今が完璧」とは考えず、「もっと良くなる方法は?」を問い続ける。

だからこそ、任天堂は 40年以上にわたって、世界中で愛され続ける企業でいられる のです。

「問題がない」と思った瞬間、組織は停滞する

チームでも、企業でも、成功した瞬間に安心してしまうと、成長は止まります。

例えば、スポーツの世界でも、強豪チームは「勝った後こそ、課題を探す」ことを徹底しています。


WBCの侍ジャパン は、優勝後も「次の成長」を考えていた。
サッカー日本代表 も、ドイツ・スペインに勝った後「もっと上を目指すには?」と語った。

「問題がない」=「すでに最高到達点」 ではありません。
むしろ、「何を改善すれば、もっと成長できるか?」 を考え続けるチームこそが、
本当に強いチームなのです。

成長し続けるチームになるための3つのポイント

では、どうすれば 「成長を止めないチーム」 になれるのでしょうか?
任天堂の例を参考に、チームで実践できる3つのポイントを紹介します。

① 「次の課題は何か?」を問い続ける

「今がうまくいっている」ではなく、「次に改善すべきことは?」を考える習慣をつくる。
✅ チーム全員で「もっと良くするには?」を話し合う場を設ける。

② 現状維持ではなく、「変化を恐れない文化」をつくる

「今のやり方が正しい」ではなく、「もっといい方法はないか?」を常に考える。
✅ 「変化=リスク」ではなく、「変化=成長のチャンス」と捉える。

③ 過去の成功体験に縛られない

「昔はこうだったから」は捨て、「今・未来のベストを考える」
「この方法しかない」ではなく、「新しいアプローチ」を常に模索する。

「問題がない」は、むしろ危険なサイン

「問題がない」と思った瞬間、成長は止まる。
成功した企業(任天堂など)は、常に次の課題を意識し続けている。
本当に強いチームとは、「次の成長ポイントは?」を問い続けるチーム。

あなたのチームは 「問題がない」と安心していませんか?

もしそうなら、今こそ問いかけてみましょう。

「次に成長するための課題は何か?」

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