幹部に言えないコト、誰に話していますか? ──経営の“孤独”を放置すると、組織が疲弊します
「右腕が育たない」「どれだけ語っても、理念が現場に浸透しない」「数字は伸びているのに、社員の心は離れていくように感じる」
中小企業の経営者や部門長の重責を担っているあなたは、こんな悩みを抱えていませんか?
誰にも相談できない、経営・マネジメントの“本音”が、心の奥底に澱のように溜まってはいないでしょうか。
【事例】ある経営者の「孤独」 とそれが晴れた時
「幹部同士が互いの顔色を窺って、経営会議でも本音で話をしない。
彼らは、私にも忖度してモノを言わない。これでは新しいチャレンジができない」
ある中小企業の社長様は、そうお話しくださいました。
経営者としての孤独に加え、社内の「濁り」が組織全体の活力を奪っている状態でした。
私はまず、社長様との徹底的な対話を通じて、幹部間の不協和音の根源にある、
「次を狙う互いの牽制」と「人事にまつわる負の遺産」という、本質的な課題を見つけ出しました。
社長様の本音に耳を傾け、次に社長となる人にはどのような人物像を期待しているのか、
各幹部への具体的叱咤も含めたメッセージを明確にしていただきました。
その中で、自分のポジションをかけた争いに注力するのではなく、
会社の未来を見据えて、「今、どのような言動が見られるか」のトップを目指す上での滅私(利他)が
明確に見られることも伝えていただきました。
結果として、幹部間は社長の顔色をうかがうのではなく、
会社の未来を願う本来あるべき行動にシフトしていき、結果として、コミュニケーションは改善され、
社長様からも「ようやくチームになった」というお言葉をいただきました。
更に、「経営がチームとなった」ことにより、社員間であらぬ詮索やポジション取りの気遣いがなくなり、
社員間のコミュニケ―ションも改善され、挑戦が促進されるようになったのです。
孤独な経営が、組織に「濁り」を生む
経営というものは、想像以上に孤独なものです。
組織のトップとして、誰よりも未来を見据え、時には厳しい決断を下す。
その重圧は計り知れません。
社内の幹部には、彼らの役割や利害関係があるため、本音を打ち明けにくい場面も多々あるでしょう。
コンサルタントに相談しても、「それは弊社の専門外ですね」と突き放されたり、
表面的な解決策ばかりで本質に触れられなかったり…そんな経験はありませんか?
しかし、経営者の孤独を放置することは、組織全体にじわじわと「濁り」を生み出します。
意思決定の遅れ、社内の風通しの悪化、部署間の連携不足、
そして何よりも優秀な人材の離職や社員のモチベーション低下へと繋がってしまうのです。
この「濁り」こそが、組織の成長を阻害する最大の要因となりかねません。
幹部や既存のコンサルタントには言えない、経営者の胸中にある“本音”こそが、
実は組織を次のステージへと押し上げる鍵なのです。
現場・経営・人事の「俯瞰力」を持つ社外参謀の存在
そんな経営者の隣に寄り添い、本音で語り合える存在がいたらどうでしょうか?
現場のリアルな声、経営者の目線、そして人事の専門知識。
この三つの視点を俯瞰的に持ち合わせており、
あなたが抱える経営課題の真因を人事の側面から深く掘り下げるサポートをしてくれる存在。
心理的安全性が確保された対話の中で、誰にも言えなかった“本音”を安心して打ち明けられます。
その本音を基に、本当に必要な戦略を共に描き、具体的なアクションプランへと落とし込み、
実行までの伴走者の役割を担ってくれる。
それが経営層にとって、どんなに心強い存在であるかを、想像してみてください。
経営は孤独なものだ。
と耐えることは、美徳ではありません。
むしろ、それは組織をマイナスの方向へ導いてしまう可能性さえあるのです。
トップの孤独は組織に濁りをもたらす。
そうであれば、社外に参謀を持つことは、必然であると考えます。
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