新規のお客様にご挨拶に伺いました。同い年ということがわかり、また、共に営業出身ということもあり、和気あいあいと話が進み、ド・ストレートな質問をいただきました。
「それで、インフィニティさんの得意分野は?何を売り込みたいですか?」
これには私も笑ってしまいましたが、この方には本音を話して大丈夫と野生の感が働き、最近起こった私の中での気づきを正直にお話ししました。
「これまで『マネジメント』一本でやってきました。私自身、良いマネージャーではなく失敗だらけだったので、痛みや苦しみ、葛藤は誰よりも理解できると自負しています。現場の皆さんの気持ちに寄り添う事ができると思っています。
ただ、最近、一般職の女性対象にあるプログラムを実施しました。どちらかと言うと、上司からさほど期待されているわけではなく、言葉は悪いですが会社からもほったらかしにされてきた女性一般職の方達。新入社員フォロー研修以来、何年ぶりの研修?という人もいらっしゃいました。その人たちにプログラムを実施するということで、散々悩んでプログラムを作り、私としても初めてだったので自宅でビデオ自撮りで何度も練習して。
そうしたら、最後の振り返り感想シートに予想を超えた考えられないほどの気づきやコメントを記入してくれて。涙なしには読めないほどでした。
それ以来思っているんです。会社がこの対象の方達にお金を出すかどうかは、私には分かりません。でも、こういう層の人たちを元気にしたい。明るく笑顔で前向きになってほしい。
だって、仕事のそもそもの能力や質を上げるということは限界があります。本当に優秀なトップを走っている人たちには叶わないかもしれません。しかし、多くを占める一般職の女性たちが元気に明るく銃後の守りをしているそんな会社は、きっと良いエネルギーに満ち溢れ、それが他の社員たちの良い栄養剤になるに違いないと私は思うんです。
ですから、得意分野と言われると困りますが、マネジメント層はもちろんこれからもお手伝いしていきたいのですが、一般職の、「自分達なんてどうせ期待されていないんでしょ」と残念ながら思ってしまっている女性たちを元気にし、ひいてはそのエネルギーが会社全体に充填されるような、一連の流れをもってのお手伝いをしたいと思っています。」
一気に話し終えた後、そのお客様は、私の考えにとても共感して下さり、それから色々と意見交換をすることができました。
チームを引っ張っているのは一部の優秀な社員やマネージャー達だけではありません。
一般職の女性社員(女性に限らないかもしれませんが)は、あなたの会社の総従業員数の何割を占めますか?
1割? 3割? 5割? それ以上?
もし、この人たちがエネルギーに満ち溢れてとても有意義な時間を会社で過ごすことができていると実感できるようになったら。その良いエネルギーがチームにどんどん広がっていったら。
つまらなそうに笑顔もなくただ、毎日をこなしている人がいるのと、一体どちらが良いでしょうか?
彼女たちが難しい仕事やチャレンジングな仕事をするようになってほしいということではなく、最初の一歩は、多くの一般職社員が笑顔でイキイキと良いエネルギーを周囲に発散できるようになる。すべてはそこから始まるのだと思います。
インフィニティでは今後、「一般職女性を元気にするプログラム~良いエネルギーを職場に伝播しよう!(仮称)」も積極的にお届けしてまいります。
乞うご期待!