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知識を学んだ、そのあとが本番

スポーツが上手くなる本を読んだからと言って、野球が上手くなったり走るのが早くなるわけではありません。英語の文法やイディオムを熟知しているからと言って、スムーズに話せるわけでもありません。
知識を得るのと、それを実践で自在に使いこなせるのとは全く別物で、そこには「経験」が必要不可欠なのです。

経験を積もうと行動して上手くいかないからと言って、その知識が役に立たたない、不要なものではありません。自転車に乗れるようになるには何回も転ぶでしょうし、逆上がりが出来るようになるには、何回もお尻からみっともなく落ちてしまうことを繰り返すでしょう。
しかしそれらを何度も繰り返し、知識をもとに自分なりのコツや感覚をつかみ、初めてできるようになるのです。

社会人の学びは知識を得て終わりではなく、それを使いこなせるようになって初めて「合格」と言っても良いでしょう。セミナーを受講する、eラーニングで自主学習する、本を読むなど、知識習得の場は山ほどありますが、それだけではただ知識を学んだだけで、生きた学びにはなっていません。

知識を知って、そこからが本番です。自分はこの知識・学びを実践にどう活かすのか。使いこなせるようになるためにどれだけの苦労を重ねる覚悟ができているのか。

リスキリング、リカレントが叫ばれている昨今ですが、「使いこなす」ことができてこそ本物の学びだということを忘れずにいたいものです。

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