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「聴く」ことが仕事

「先日はお忙しい中、話を聞いていただきありがとうございました。
お陰様で一歩前に進むことができました。
何より、私の気持ちが整理できたことがとても大きかったです。感謝です💝」

小さなプレゼントと共にこんな素敵なお手紙を頂きました。

私は仕事柄、多くの人の話を「聴いて」います。
「聴くこと」が仕事の大部分を占めると言っても過言ではありません。

何か気の利いたアドバイスができるわけではないし、特別な知恵を授けられるわけでもありません。
ただ聴いている。
話を受け止める。
考えを受け止める。
気持ちを受け止める。
大切にしている考え方や価値観、守りたいと思っているコトを受け止める。
ただそれだけなのです。

なのに!

こんな風に喜んでもらって、わざわざお手紙まで頂いて、とてもとても嬉しい限りです。

一つ言えることは、例えばそれがグチから始まった話だとしても、グチだけで終わらせない。
他人への批判や非難で終わらせない。
向かいたいと心の奥底で本当は願っているところへ最終的に話が向かう。
だから、「話せて良かった」「聴いてもらって良かった」と感じていただけるのではないかと思っています。

同じ10分間の話でも、ネガティブな内容だけで終始するのと、ネガティブから始まったとしても未来に向けたポジティブで話が終わるのとでは受ける印象は全く違います。
喜んで頂けるのは、きっと「未来へのポジティブ」を感じていただけているからではないでしょうか。

人の話を聴くなんて全く苦手で、自分が一方的に喋り、時には相手にお説教までして煙たがられていた私が今ではお礼を言われて感謝のお手紙を頂くようになったのですから、人生って本当に不思議なものですね。
あんなに苦手だったのに今は、人の話を聴くことが楽しく、嬉しく、楽しみでさえあります。
なぜって?
そこに、その人その人の「可能性の光の塊」が見えるからです。
キラキラと光り輝く可能性の塊。
もっともっと一層明るく、一層強く、光り輝くお手伝いができるのであれば、こんなに嬉しいことはありません。

天使が描かれたお手紙の「感謝です💝」の文字を見ながら思いました。
「私の方が感謝ですよ。お手伝いさせてもらって、本当にありがとう!」

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