我が家のワンコは先代犬から手作りご飯で育てています。
先代マリオが10歳になるかならないかの頃、
膵臓と肝臓が悪くなり、かなり危ない状態になりました。
その際、動物病院の先生がダメもとでと勧めてくれたのが食事療法で、
市販のドッグフードから手作りご飯に変えることでした。
添加物満載のフードはどうしても内臓に負担をかけてしまうため、
季節の新鮮な食材で内臓をデトックスさせて・・・。
すると、なんと奇跡的にマリオはみるみる回復し、
15歳8カ月まで元気に過ごすことができました。
今のゆうたも離乳食の時から手作りご飯ですくすくと育ちました。
(この時は開腹手術の退院直後だったので、お肉たっぷりの豪華ご飯でした💛)
ところが1歳の健康診断で、善玉菌に対して悪玉菌が多いことがわかりました。
どうりですぐにお腹を壊すし、
おまけに胃酸が強いのか、吐き戻しも多いのです。
更に食物アレルギーがあり、
動物系たんぱく質は全滅、大豆や乳製品、鶏卵等もNGと、
食べるものがないと思うくらいにアレルギーだらけであることもわかりました。
動物病院の先生のお勧めは、
手作りご飯ではなく、アレルギーの子のために作られたフードでした。
市販のものに抵抗があったものの、
プロの意見には素直に耳を傾けるべきと思い、
手作り食を止めてアレルギー専用のフードに切り替えました。
最初はウンチくんの状態がますます悪くなり、
「ほら、やっぱり手作り食を食べて育った子だから市販のものは体に合わない」
と思ったのですが、続けること3日目。
惚れ惚れとするようなウンチくんにお目にかかることができました。
あれは好転反応だったのでしょうか・・・
先代マリオには手作りご飯がベストでしたが、
胃腸が弱くアレルギー持ちのゆうたには、
市販フードの方が合っているようです。
(小麦粉と塩だけでできたパンを嬉しそうに食べるゆうた💛)
その子によってベストは違うし、
タイミングによっても違うのです。
職場においてはこんな当たり前のことが忘れられ、
十把一絡げに対応してしまい、
あの子はダメとかこの子は使えないとかやってしまいがちです。
面倒でも忙しくても、
メンバーによって、成長段階によって、対応を変える必要があるのです。
そう!
正解は1つではないのですから!
子供の頃、母によく言われました。
「同じように育てたのに、どうしてお姉ちゃんと違うんだろうねぇ・・・」
スーパー優秀な姉を持つ私は、
母のこの言葉を聞くたびに、自分の出来の悪さを呪い落ち込んだものでした。
しかし、今ならこんな風に答えるでしょう。
「お姉ちゃんへの正解は、私には正解じゃなかったんだね、きっと。」