「どうしたものでしょうか・・・」
とても困って悩んでご相談いただく時、八方ふさがりで私にSOSをされる方と、まず私に相談してみるという方、また参考意見を聞きたいとセカンドオピニオン的に頼ってくださる方など、色々な方がいらっしゃいます。
どんな方にも私は次のような質問をします。
「社内にどなたか相談できる人はいらっしゃいますか?」
すると次のような答えがよく返ってきます。
「私が一番上のポジションなので」
「部長には相談できる内容じゃないので」
「若手ばかりで皆、経験浅いので」
などなど
つまり、「いない」とおっしゃりたいのですが。
でも、本当に誰もいないのでしょうか?
それって、「いない」と決めてかかっているだけなのではないでしょうか?
一番上のポジションだと、メンバーに相談してはいけないの?
マネージャーがメンバーに相談しても何の問題もありません。
頼られたメンバーは嬉しく意気に感じるかもしれません。
部長に相談できる内容でないというのは、部長にとってマイナスな内容だから?それとも自分の評価を気にしてのこと?
ただ「わからない」「SOS」と全面的に頼るのではなく、「こんな風に自分は考えたのだけど部長の意見を伺いたい」「部長のアドバイスをいただきたい」など言い方を変える、相手の都合を考えるなどの工夫してみましたか?
若手で経験が浅いと相談の対象には全くならないの?
スキル的な事では難しいかもしれません。
しかし、例えばチーム運営の事だったり、何か新しいアイデアを考える時など、経験や知識はなくとも、だからこそ新鮮、斬新な発想ができるというものです。
固定観念のないフレッシュな発想がイノベーションを生み出すかもしれません。
相談できる人がいない。だから、自分が頑張らなきゃいけないんだ。
これは、あなた自身の単なる思い込みにすぎない場合が意外と多いものです。
一人で抱え込まずにまずは周囲に声を出してみませんか?
案外、あなたが思っている以上に、あなたの相談相手、あなたの力になってくれる人は周囲にたくさんいるかもしれません。
私を頼りにしていただけることはもちろん、ありがたくも嬉しくもあります。
しかし、まず最初に周囲を見回してみてください。
きっと、あなたのサポーターは身近にいるはずです。